もっと強くあってほしい警察官

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台風3号一過の青空とは・・・。そんなわけにはいかないわなぁ。梅雨前線が張りついているこの季節だから。台風去っても暗雲が漂っている。大阪上空が特に。世界の首脳が集まるG20。台風の目ともいえるトランプ大統領、自らの土俵で相撲を取るには先制パンチを浴びせることからと、その極意を夏場所の表彰式に土俵に上がっただけに心得ているようだ。大阪に向かう機中からのツィッターで吠えている。

 

嵐の去った朝のウォーキング、蒸し暑い。沿道には夏の花のお目見えだ。「炎暑」の炎の字を彷彿させるグローリオサ、真夏の早朝に涼しげに咲く一夜花、一服の清涼剤ともいえるムクゲがもう咲いている。一夜花だけに落花群が雨上がりの歩道にべっとりとへばりついている。

 

きのうのラジオ深夜便が6月27日の誕生日の花はホタルブクロと伝えていた。近在の野では見かけたことはないが、5年前豊田・藤岡の緑化センター「季節の花めぐり」で、初めて見た。名前の由来は、花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見えて提灯(ちょうちん)の役割をするところかららしい。昔は提灯のことを蛍と呼んでいたそうだ。

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実刑の確定後逃走していた男が今週、横須賀市内で逮捕された。男は収容に向かった検察の職員や応援の警官に刃物を振り回して車に乗り込み逃走していた。大阪では交番の巡査が刃物で襲われて重傷を負い、拳銃を盗まれたばかりだ。容疑者は拳銃とともに、近くの山中で確保された。いずれも二次被害がなかったのが救いだが、なんとも後味が悪い。

 

麻雀仲間に警官OBがいる。先日卓を囲んだとき、あのふたつの事件は後味が悪いと話を向けると「横須賀の現場には警官が2人もいながら、刃物を振り回されながら逃がすなんて信じられない。大阪の巡査は不意を襲われた不幸もあり、早い恢復を願うばかりだ。それにしても、それでも負けないでほしかった。警察官はもっと強くあってほしい」

 

OBならではの発言だ。現職だけでなく社会全体にこの声が届いてほしいものだ。

 

 

蘇生拒否、救急隊の葛藤

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梅雨の中休みが幾日も続いたが、週間予報ではあすから1週間はすべて傘マークが並んでいる。台風が列島に向かっているようだ。せっかく実り始めたプラムや柿、桃などの実に被害が出なければ・・・。

 

疑われやすい行動はしない方がよいことの例えで「李下に冠を正さず」という警句がある。先週の金曜のウォーキングの際沿道の農家の庭先でプラムを収穫してきた。このプラムはスモモともいい、春、桜が咲き出すのとほぼ同じ時期に梅や桜に似た白い花が咲く。その実のことだ。酸味が強いことから「酢桃」となり、それが漢名の「李」の訓読みになったのだ。                                 

 

スモモの実を取るつもりはなくても頭の冠をいじっていると取ろうとしているように思われてしまうということだ。ウォーキングメンバーは農家の方の許しを得て収穫した。バラ科サクラ属。柿の実は1ヶ月ほど前にわが家の庭で花の写真を撮ったと思ったらもう実が出来始めている。

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森鴎外の短編小説「高瀬舟」を昔読んだ。病気の弟が自殺に失敗し苦しんでいるのを見ていられず、兄はその手で殺してしまう。そして、兄は殺人罪島流しの刑になる。その兄の境遇を護送する船の中で聞いた役人は「果たして殺人になるか」と疑いを残したまま舟をこいで行く。そんなストーリーだった。

 

渡辺淳一の新聞連載小説「愛の流刑地」を現役時代毎日読んだ。映画化されたものも見た。激しい情事の最中「殺して・・・」と彼女は何度もせがみ、主人公は夢うつつのうちに殺めてしまった。愛すればこその殺人は、正しい行為だったのか?「自分は選ばれた殺人者。だから彼女の為ならどんな罰でも受ける」と法廷で述べる主人公。

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上のふたつの話はフィクションの世界のものだが、現実に救急現場に携わる人たちにとっては深刻な問題のようだ。きのうの朝日新聞が伝えていた。自宅や施設で最期を迎える人が増える中、心肺停止になった際に家族らが119番通報して、駆けつけた救急隊に蘇生処置を断るケースが相次いでいるという。                   

 

その際、都市部の消防本部の25%がかかりつけ医の指示を取り付けるなどの条件つきで蘇生中止を認めていることが、朝日新聞の調査でわかった。中止容認に向け検討を進める本部もあり、広がりをみせる。だが中止について国のルールはなく、救命が使命と考える隊員は、ときに強く葛藤するという。

 

今月の初めのNHKスペシャル。安楽死が認められているスイスに渡った女性とその姉たちの心の葛藤のドキュメンタリーだった。その女性が語った願い。「私の選んだ道が日本での死のあり方を考えるきっかけになること」だった。彼女の願いが一石を投じたともいえる。世の中の動きに法整備が後追いをしているからともいえる。

 

 

小型電気自動車

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なんとも意地悪な今年の梅雨空だ。ウォーキングに出かけようとすると雨が降り始め、メンバーに中止の連絡を取り合うと、やがて晴れてくる。けさもそのパターンだ。今月に入って、こんなことが3度目だ。そんなことを繰り返していても、季節の移ろいは確実に進み、庭にノウゼンカズラやユリが咲き始めた。ランタナも勢いが出てきた。

 

先週の土曜6月22日の誕生日の花はシモツケラジオ深夜便が伝えていた。3年前、緑化センターの「季節の花めぐり」の際、満開で鮮やかなピンク色の小花が密生。印象的だった。園芸種だからカレンダーとは若干咲く時季のはずれはあるだろう。白い花もあるようだ。下野国(栃木県)で最初に発見されたことからのネーミングだそうだ。

 

きのう23日は戦争末期に20万人超が犠牲になった沖縄戦終結から74年目となる「慰霊の日」だった。今に始まったことでもないが、新聞の扱いの差が大きく分かれている。

「知事に拍手、首相に怒号 メド立たない沖縄との関係改善」  朝日

「沖縄「慰霊の日」続く政治利用 「祈りの場なのに…」    産経

読者はコトの本質はどこにあるかを見極めて読む必要がある。そうでないと洗脳されてしまいかねない。

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10日前の14日のクマさんの日記。多発する高齢者の交通事故を皮肉って「第三次交通戦争」と題するカキコをした。その中で免許証返納したら日常生活に大きな支障が出る人たちの対策として超小型電気自動車の普及と現行法では一人乗りは公道を走れるが二人乗りは不可のようだから規制緩和を促す。こうしたことが効果があるのでは・・・などとカキコした。

 

17日のメイちゃんパパさんのブログ。「高齢者の免許証返納問題」のタイトルで環境にも優しい一人乗りまたは二人乗りの超小型電気自動車があれば、それほどスピードが出なくても支障がないのではないだろうか。とのカキコがあった。

 

19日の産経新聞産経抄社会学者の加藤英俊氏が提言している「マイクロカー」は傾聴に値する。排気量50cc以下、最高速度60キロの「ミニカー」のことだ。ただし、1人乗り専用。道交法でいう「ミニカー」と軽乗用車の間に位置する2人乗り「超小型モビリティー」がまだ法的に認められていない。法整備が待たれる。フランスでは最高速度45キロの車なら免許証なしでも運転できるというのに日本の役所は何をやっているのか。と結んでいる。

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 免許証を返納したら日常生活に困る人の目のつけどころはみな同じだなと思った。頻繁に「ミニカー」のことを目にするものだから、自分の引き出しの中にあった記憶が少しずつ出てきた。5年前、豊田のホテルのロビーに展示してあったミニカーの写真が出てきた。そういえば、豊田の銀行の営業さんがわが家に来るときはいつも一人乗りミニカーだ。豊田の街なかでミニカーが何台も駐車しているのをみかけたことがある。

 

ネットで調べた。さすが、トヨタのお膝元。パーソナルな乗り物と公共交通を最適につなぎ、シームレスで快適な移動と、地域の交通課題解決をサポートするHa:mo(ハーモ)という次世代の交通システムづくりに取り組んでいる。現在、豊田市、東京、沖縄、タイ・バンコクで実施中とのことだ。

 

豊田の場合。車は小型4輪電気自動車。1人乗りと2人乗りの2種。両種とも高速道、専用道、最高速度60キロ以上の道路の走行は不可。2人乗りは豊田市内走行に限る。会員登録してスマホに「ハーモライド」のアプリをインストールする。会費は不要。車を利用したい時間と場所を登録して市内61ケ所あるステーションの内の最寄の場所に行って利用する。                                   

 

料金は1人乗り最初の10分200円10分以降1分20円。2人乗りは300円30円。一度体験してみたい人向けに会員登録しなくてもよいビジタープランもある。1人乗り1時間1000円、2時間1500円、4時間2000円、6時間2500円  2人乗り2時間3000円 4時間4500円。

 

免許証を返納するか否かの瀬戸際いいる人間がスマホにアプリをインストールするところまでできたとしても、果たし自家用車を手放してこのシステム利用しようという気になるだろうか。ステーションが近くにあればまだしも、ドアーツードアーの自家用車の魅力に勝るメリットが見いだせない。まだ、社会実験の段階だと思うが、こうしたシステムは都会型、地方都市型、観光地型、過疎地・高齢者型くらいのバリエーションがなければ有効なものとはならないのではないかと思う。

 

 

 

 

 

 

 

人生いろいろ、終活いろいろ

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このところ朝4時には東の空はもう明るい。夕方は7時を過ぎてもまだ明るい。気がつけば、あす6月22日は夏至だ。一年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日だ。まだ梅雨の真っ最中というのに、真夏日が2日続き、きょうも続きそうで、3日連続になる。

 

ウォーキングも最近は日陰の多い木立沿いの夏コースだ。豊田市との市境沿いに約1km木立が続く。ここを2往復するのが、我らの夏コースだ。5月は風にそよぎ、6月はうっそうと茂り、梅雨のあける7月には深い影を落として緑陰をつくり、涼風と木漏れ日が揺れ、時にはリスがクルミの木で出迎えてくれる絶好のウォーキングコースだ。

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2年ほど前の日記に「卒婚」のことをカキコした記憶がある。結婚を卒業する。つまり、シニア世代の夫婦が別々に暮らすなどして、自由に新しい生活を始めることを「卒婚」と称するそうだ。これが新しいライフスタイルとして芽生え始めている。それを実践している夫婦が麻雀仲間にふたりもいる。じつに、生き生きしている。そんな、カキコだった。

 

 戦後70年以上も経つと「家制度」も脆くも崩れ「結婚」「葬式」など家制度の核心をなしていたもののスタイルが大きく変化した。まさに、「人生いろいろ、終活いろいろ」といったところだ。その中のひとつとして前述の「卒婚」があり、これからカキコしようとしている「死後離婚」があるといえるだろう。

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 去年だったと思うが朝日新聞デジタル版に載っていた。夫の死後、義父母の介護や夫の兄弟姉妹との付き合い。あるいは、夫の両親の墓や、空き家である実家の管理。それらのことは遠方であるほど難しい。そこで、いっそのこと配偶者の死後、配偶者の血族である「姻族」との関係を断ち切って、さっぱりしようというのが「死後離婚」だそうだ。                                       

 

結婚してできた配偶者の血族との姻族関係は、離婚すれば自動的に終わる。しかし、夫か妻の一方が亡くなった場合、関係を終了するのには役所に「姻族関係終了届」を出す必要がある。役所から受理証明書をもらえば「死後離婚」成立だ。2015年度で全国の受理件数は約2800件で10年前の1.5倍だという。結婚も離婚もサインとはんこでビジネスライクに割り切る。何と味気ない人生だろう。

 

法的手続きをとったから後は知らん。新しいライフスタイルだからといって、万事それで済むならそんな楽なことはない。人は皆感情を持っているのだ。自分は5年前亡くなった長兄の長男と話し合って決めた。勿論、その当時「死後離婚」なんていうことは知らなかった。そして、墓仕舞いは自分がするとして、既に済ました。彼は、実家の空き家の管理に責任を持つ。と。これが、図らずもカミさんから「死後離婚」させられることを防ぐ布石になったかもしれない。

あれやこれや・・・

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夏雲が沸き立つ真夏の暑さとは異なる、梅雨の中休み特有の暑さにまだ慣れない身体にじわっと押し寄せる蒸し暑さのきのうきょうだ。おととい17日は6月の満月、ストロベリームーンだった。初めて聞く米国渡来の名前で、先住民のイチゴの収穫時期の満月からの由来とか。

 

17日に写真を撮るのを忘れていたので1日遅れで撮った。月の満ち欠けは1日くらいの誤差は素人にはまったく影響ないものだ。山形県地震の発生時刻と同じ時刻は月も上空の高い位置だった。日の出時刻に近い4時半には地平線に近い位置に下がっていた。赤い月だった。                                 

 

イチゴのように赤いからストロベリームーンかと思っていた。夕日が赤く見えるのと同じで、波長が長い赤い光が吸収されずに残ることで赤く見えるのだという。早起きしたおかげでひとつ勉強になった。

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大阪・吹田の交番の前で警官が刺され拳銃が強奪された。厳しい銃規制の日本で拳銃を手に入れようとする者は、職務として正当に銃を持っている者から奪うより手がない。一般市民の安全の拠り所として設けられている交番がそのために襲われ、警官が死傷する事件が相次ぐのであれば理不尽極まりない。その結果、市民守るはずの拳銃が市民を脅かす。なんとも皮肉な話だ。

 

今回の事件で、またまた防犯カメラとその利用技術の凄さを思い知らされた反面、現代人はプライバシーもなにもあったものではないことへの恐ろしさを感じた。「男が敷居を跨げば七人の敵あり」ということわざがある。男がいったん家の敷居をまたぐと、外にはすでに多くの敵が待ち構えているという意味だ。

 

このことわざもガラパゴス化して、いまでは「現代人が敷居を跨げば七人の敵と監視カメラあり」となってしまった。時の流れには逆らえまい。

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野球グランドの外野フィールドの片隅にヒバリの巣。まさか、こんなところで・・・。我らがグラウンドゴルフ(以下GGと記述)のホームグランド桜公園グランドの外野フィールド(写真右)だ。GG8ホールのうち5ホールを土の内野グランド、3ホールを外野の草地に設定している。

 

きのう例会日。外野フィールドがきれいに草刈が施されていた。今まで、伸びた草に覆われていたヒバリの巣が露出してしまっている。孵化したばかりのヒナが綿毛で覆われている。どこが頭でどこが尻か分からないような状態の中で殻のなかでピクピク動いている。休憩時間に内野にあるベンチから巣を注視していると親鳥が様子見に来ているようだ。

 

ネットで調べると、地上でさえずるヒバリは、隠れる場所もない草原で生活し、外敵から身を守るために、忍者のように草むらに溶け込み隠れながら生活する。そんな生態のようだ。確かに、よく見ないと巣のありかがわからない。それにしても、雨が降ったら、カラスが見つけたら、野良ネコや野犬が来たらと心配は尽きない。

 

公民館カフェ

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ぐずついた天気の土曜、強風の日曜と不安定な天気が続いたが、週明けの今日は久しぶりの初夏らしい日和だ。先週の金曜2週間ぶりのフルメンバーによるウォーキング。沿道で見られる花木の様子も当然とはいえ随分と変わってきた。クルミの花を初めて見たと喜んでいたのは、ついこの間と思っていたが、青い実が道端にゴロゴロ落ちている。

 

白い花がよく目立つ。ヤマボウシキョウチクトウクチナシアジサイ。先月のことだが、カラーの花が丘陵の畑でまぶしかった。ラジオ深夜便による誕生日の花は6月15日土曜はアジサイ、きょう17日はタイサンボクと伝えていた。

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わが家のアジサイも土壌がアルカリ性が強いのか赤い花は5月の終わり頃から色づいているのに白い花は薄緑がかった白からやっと純白に変わってきた。タイサンボくは先月末に信州山田温泉の渓谷に咲く自生のものの写真をアップしたので、きょうは緑化センターの「季節の花めぐり」で撮ったものをアップ。

 

 

6月15日土曜日のラジオ番組、「きょうは何の日」で60年安保闘争のデモで初めて死者が出た日であることを伝えていた。この日、寮で麻雀をしていたらテレビの臨時ニュースで国会議事堂前のデモで東大の女子学生が亡くなったことを伝えた。麻雀そっちのけで、やじ馬で議事堂に駆け付けた。機動隊に追いかけられ霞が関の地下鉄の駅に逃げ込んだ。昭和35年(1960年)大学1年生のことだ。青春の思い出の一ページが歴史的事件の記念日。「トシとったなぁ」と感慨ひとしお。

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 9日の日曜、雨降りにも拘わらず公民館カフェにスタッフ、客合せて46人が集まった。天気がよければ構内に5セットのパラソル付のガーデンテーブルを並べて屋外カフェを開く予定だったが、あいにくの天気でホールでの開催となった。

 

そもそも、このカフェとは?みよし市の今年度の新規事業、がんばる地域応援補助金事業にわが地域から公民館カフェが名乗りを上げ、その企画が認められて3年間で125万円余の補助金で6月から当面は月1回のオープンでスタートしたものだ。

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 目的はこうだ。開発後20数年経ったこの地域も急速に高齢化が進んでいる。高齢者同士や高齢者と子育て世代間の交流・生き甲斐づくりの場とする。また、地域で活動するクラブや諸団体の連携を深める場とする。

 

運営スタッフはボランティア。高齢者世代と子育て世代それぞれから出す。カフェはセルフ方式。メニューはおにぎり、味噌汁などの軽食とコーヒー。会費は200円。補助金対象の事業組織であるため書類上の監事として自分は参加した手前、成り行きに注目している。

 

閉店後スタッフの反省会。子育て世代のスタッフから活発で建設的な発言が多く出たこと。近所の独居老人を車に乗せて来店していた客があったこと。場を和ませるために飛び入りで手品を披露していた客があったことことなど、このカフェの目指す趣旨に沿った客があって、幸先のよいスタートだった。

 

第三次交通戦争

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二日続きの梅雨の中休み。でも、きょうは夜には雨の予報で午後からは雲行きが怪しい。梅雨入りした頃から、今年もわが家のウッドデッキの床下では急にドクダミの花が賑やかになった。一日中日陰になっている床下はドクダミの繁殖に一番適している場所のようだ。

 

茎のてっぺんに4枚の白い花びらみたいなものがあるが、これは花弁ではなく総苞(そうほう)といって蕾(つぼみ)を包むように葉が変形したものだそうだ。花は総苞に囲まれた棒状のところに淡黄色の小花が密生している。花は美しいが強い臭気と繁殖力が強いことで嫌われている。

 

しかし、藥効があって重宝されている面も侮れない。10種類の効能があることから「十藥(じゅうやく)」とも言われているほどだ。葉を乾燥させた毒だみ茶は山間地の道の駅などで売られている。わが家では、棒状の花の部分を焼酎に漬けて虫刺されの薬にしていたことがある。

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高度成長に沸いた先の64年の東京五輪(昭和39年)以降、交通事故死者数が日清戦争での戦死者数(2年間で約1万7千人)を上回る勢いで増加した状況が「戦争状態」であるとして交通戦争と言われた。その後一旦減少に転じたが、バブル景気に沸いた88年(昭和63年)には年間1万人超の交通事故死者数を出して第二次交通戦争と言われた。

 

昨近の高齢ドライバーによる暴走事故の報道ぶりから、まさに第三次交通戦争に突入の感がある。高齢ドライバー対策を求める世論の高まりに政府も腰を上げたことが今週報道された。75歳以上を対象に安全運転支援システム搭載車に限定して運転を認める新運転免許制度を創設するとのことだ。

 

こんな背景がある中できのうは、まさにその交通戦争の渦中にあることを実感する出来事花盛りの一日だった。自分のことでいうと、運転免許の高齢者講習があった。この講習確か3回目だと思うが、夜間視力、動体視力の衰えを思い知らされた。走行検査では車庫入れで苦戦。これでもオレはかつては二種免許(10数年前に放棄)を持っていたかと情けなくなる。かといって免許返納の気はなし。お抱え運転手のいる杉良太郎とは違うから。

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地元のことで云うと、きのうはトヨタ自動車株主総会があった。報道によると株主からこんな発言。「高齢者の運転する車が暴走して事故を起こしている。事故を起こしている車はプリウスが多いようだが、大丈夫か」第三次戦争中ならでは発言だ。

 

全国レベルのことでいうと、この戦争の発端となったといっても過言でない東京・池袋での事故の実況見分がきのう行われた。この高齢ドライバーは、車に欠陥があったから自分は戦犯でないと頑張っていたようだが、検証してみて検察送りとなることが決まったようだ。

 

戦時下の真っただ中の出来事で思ったこと。最前線であるはずの高齢者講習の講師に危機感がない。極めて事務的だ。警察から委託された自動車学校の職員と警官ではこの戦争に対する温度差が違う。                           

 

もう一点。安全運転支援システム搭載車とか75歳以上の新免許制度とかけっこうなことだが、もう少し広い視野からの視点に立った規制緩和とか新制度を取り入れてもらいたいものだ。たとえば、過疎地の日常生活対策としての超小型電気自動車の普及策。この車、現在一人乗りは公道を走行できるが、二人乗りは不可だという。こういうことの積み重ねが、回り道かもしれないが、戦火を下火にして平和にする近道かもしれない。