「9月」に思ったこと

f:id:mikawakinta63:20190902142023j:plain

1年の残り三分の一、新しい週が始まった。晴れ上がったが日中は残暑厳しい。グラウンドゴルフの夏休み明け初日、強い日差しに一汗も二汗も・・・。

 

きのう9月1日は「防災の日」。96年前20万人近い死傷者を出した関東大震災の記念日だ。子供の頃、明治生まれのおふくろからことあるごとによく関東大震災の話を聞かされた。この大震災を身をもって経験した人もほとんどいなくなり歴史上の出来事になった感がする。8年前の3月11日の東日本大震災があまりにもインパクトがあり余計にそう感じる。

 

今年も町内を挙げての防災訓練が小学校で行われた。参加者が住民の1割にも満たないと役員さんたちが嘆いていた。いま災害に遭っている北部九州の人達からみれば、我らは「平和ボケ」か。

 

 8年前の3月にあれだけの大災害があったのに、どうして9月に「防災の日」と称して防災訓練などをするのかと疑問を持つ人も多いのではないだろうか。それなら、いっそ3月11日を「春の防災の日」9月1日を「秋の防災の日」とでもしたらどうだろうか?

f:id:mikawakinta63:20190902150122j:plain
f:id:mikawakinta63:20190902150139j:plain

けさのラジオ深夜便によると9月2日の誕生日の花はミョウガだった。夏の終わり頃から初秋にかけて発生して秋を告げる風味だ。そうめん、冷奴の薬味、天ぷら、酢の物でも重宝だ。ウチでも5、6年前には栽培していた。写真はその当時のもの。

 

 最近はあまり聞かなくなったが、昔は「ミョウガを食べるとバカになる」とよく云われていた。どんな根拠かとネットで調べてみた。学術的な根拠はないようだ。釈迦の故事に由来するようだ。釈迦の弟子に記憶力の乏しい男がいて、自分の名前すら忘れてしまう。そこで名荷(みょうが:名札のこと)を首にかけさせたが、そのことすら忘れてしまった。そこで名荷と茗荷が同音のことから、このような言い伝えが生まれたとされる。

f:id:mikawakinta63:20190902153914j:plain
f:id:mikawakinta63:20190902153932j:plain

 「9月」と聞くと、日が短くなるこの時期、明るい夏が終る九月という月の持つ季節の変わり目に対して、人が無意識に感じる感傷を表現しているのではないだろうか。そんなことからだろう。学生時代に聞くラジオでは映画「旅愁」の中で歌われるフランクシナトラの「セプテンバーソング」が人気を得ていた。

 

時代はぐんと下がって昭和の終わりから平成にかけては竹内まりやの「セプテンバー」がこの時期になると、ラジオでもよく流れていた。どちらの「セプテンバー」も、最近ほとんど耳にすることがなくなった。

 

ベートーベンの第九(交響曲第9番)といえば年末の風物詩みたいなものだと思っていたが、そうでもない。きのうみよし市内で「夏の第九」があって、聴きに行った。考えてみれば、長野冬季五輪の開会式で、小澤征爾の指揮により世界五大陸を中継して「第九」が演奏されたこともあった。東日本大震災の後、東京で犠牲者を追悼するために演奏されたのが「第九」だった。

 

その「吹奏楽でうたう第九」が市文化センターであった。合唱は「みよし第九を歌う会」のメンバーおよそ100人。市内のコーラスグループから参加している。カミさんが以前入っていたコーラスグループからも大勢参加している上、ご近所さんも多い。毎朝のウォーキングメンバーもいる。演奏はプロの賛助出演も混じった市内の社会人吹奏楽団およそ50人だ。

 

下は中高校生から上は80歳近いジジババ100人の大合唱。指揮者と合唱のソリスト4人だけがプロで、吹奏楽も歌い手も皆アマチュアだ。それが、力強い合唱と演奏で感動を与えてくれた。感動でこみあげてくるものさえ覚えたほどだ。

 

日頃親しく接している人たちの普段見せない一面を見た思いで、こんなにも感動しただろう。ベートーベンの交響曲6番田園を東京フィルハーモニー交響楽団演奏のCDで時々聴くが、熊さん八っあんにはオーケストラと吹奏楽の音色の違い位はわかっても技術的な奥深さや巧拙などまったくわからない。だから感動もするだろう。

AIに監視されて思った

f:id:mikawakinta63:20190830122629j:plain

随分と人騒がせな秋雨前線だ。経験をしたことのないような大雨を降らせた地域もあれば、いつまでも不安定な天気が続く地域がある。幸いこの地域は後者の方だが、うんざりするような日が続く。きょう8月30日の誕生日の花はキツネノカミソリラジオ深夜便が伝える。この花の自生地が近郊にあって、毎年8月中旬過ぎになると新聞の地方版に写真入りで載ったり、テレビのローカルニュースで放映されることが多い。

 

足助の奥、稲武の道の駅「どんぐりの里」から茶臼山方面へ約10分。長野県との県境に近い。路側帯に駐車。登山口から歩くこと600m約20分。大栗山の一角一帯にオオキツネノカミソリの自生地がある。6年前の2013年の今頃見物に行ったことがある。その時の写真だ。

 

ケヤキの大木が林立する山腹にうすいオレンジ色のじゅうたんを敷き詰めたような光景が目に飛び込んでくる。木漏れ日の光の帯がまぶしい。そもそもこのオオキツネノカミソリと云う花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の花でヒガンバナにそっくりだ。花弁の色はヒガンバナが濃いオレンジ色、こちらは薄いオレンジ色。両者とも扱い方によっては有毒。キツネの出るような薄暗い場所に咲き、葉がカミソリに似ていることからのネーミング。この大栗山は国内最大級の自生地と云われている。

f:id:mikawakinta63:20190830125941j:plain

山腹の避難小屋の前に案内板がある。こんな記述だ。「今から120年ほど前、稲橋(稲武)の八幡神社を建設するとき、諏訪大社からいただいたケヤキ130本を大栗山の一画に植えた。それがケヤキの森となった。大栗山一帯には、大勢の木地師が住みつきオオキツネノカミソリを薬草として栽培していた。木地師たちが移住した後にもケヤキの森の中にオオキツネノカミソリはひっそりと生き続け、きれいな花を咲かせている。」

 

キツネノカミソリオオキツネノカミソリの違いは、基本種は前者、後者は変種で花の大きさの違い。読んで字のごとく、後者は花がビッグだそうだ。色、形が特別美しいものでもないのにもてはやされるのはどういうわけだろう? 同種ながらヒガンバナほどポピュラーでなく希少性、しかも自生群生している。大栗山が国内最大級の自生地。 名前が大仰で、どんな花が咲くか見てみたくなる。そんなところだろう。

f:id:mikawakinta63:20190830130402j:plain
f:id:mikawakinta63:20190830130419j:plain
f:id:mikawakinta63:20190830130434j:plain

きょうから韓国で始まるU―18W杯(18歳以下の者で競う野球のワールドカップ)に臨む高校日本代表に昨近の日韓関係に配慮してかと思うが、日の丸のロゴなどが入ったポロシャツを着用させず、無地のものに変更して、現地入りさせたことが話題になっている。国の代表としての誇りをどう思っているか、高野連の体質を示したということではないだろうか。

 

高野連は春と夏の甲子園高校野球を主催する毎日・朝日両新聞から役員を送り出し組織を仕切っていると云われている。日の丸・君が代に対してアレルギーのある両新聞の思想が反映された措置だと思うのは、クマさんの穿ち過ぎか?

f:id:mikawakinta63:20190830133206j:plain
f:id:mikawakinta63:20190830133224j:plain

10月に国内旅行に行こうとして、パソコンの旅行エージェントのサイトでそのコースの予約状況を調べた。すると、どうだ。こちらが頼みもしないのに、その後幾日間にも渡ってパソコンを開く度に、そのコースやらよく似たコースの宣伝が、いやというほど飛び出してくる。

 

人工知能(AI)に自分の心の中まで監視されているようで、なんだか気味が悪い。AIを利用して、このように人の心を読んでいくことの延長線上に、商品化され売り出されて政府の個人情報保護委員会から是正勧告が出された「「就職内定辞退予測」があるだろう。

 

個々の就活生には事実上無断で、サイトの閲覧状況をAIで分析して辞退率を割り出したという。就活生を勝手に5段階に分けていたそうだから、人生を左右しかねない話だ。お隣の一党独裁国家だったら、おそらく日常茶飯事でこんなことが行われているのではないだろうか。民主主義国家の日本でこんなことが横行しては恐ろしい。

 

絶滅したもの、しぶといもの

f:id:mikawakinta63:20190828095122j:plain
f:id:mikawakinta63:20190828095150j:plain

今週に入って、ちょっぴり秋の気配が感じられたが、何と言っても時はまだ8月だ。そんなに簡単に秋に入って行くとは思えない。週末から9月にかけて傘マークが並ぶ。ススキ梅雨、秋霖(しゅうりん)が待ち構えているようだ。北部九州は未曽有の大雨のようだ。

 

 一昨日26日の誕生日の花はケイトウラジオ深夜便が伝えていた。初夏から11月頃まで鮮やかな色のケイトウがわが家でも花壇を彩っている。丘陵の畑に咲いているのをよく見かける。花が鶏の鶏冠(とさか)状に見えることからのネーミングらしい。        

 

英語でも「cocks-comb」(鶏のとさか)。この花は世界中のどの人が見ても「鶏のとさか」に見えるようだ。花が鶏冠状や丸くなって咲くものや、槍のようにとがるものもある。色は赤、黄、橙など。ひゆ科ケイトウ属。

 

f:id:mikawakinta63:20190828102316j:plain
f:id:mikawakinta63:20190828102258j:plain

 猛暑の日中を避けてのことだろう。夜明けとともに丘陵地の学校の運動場くらいの広さもあるタバコ畑では葉タバコの収穫。自分の背より高く育った茎からA3判の紙一枚ほどの大きさの葉を摘みとり、座布団を重ねるようにせわしくなく積み上げている老夫婦。 奥さんが積み上げたものをご主人が回収、軽トラックまで運んでいる。

 

 10年くらい前までは、この時期この地域ではごく当たり前の光景だったらしいが、だんだんタバコ農家が減って今ではまったく見られなくなり大根畑に姿を変えている。写真は8年前の今頃の季節の早朝ウォーキングで撮ったものだ。

 

このタバコ、6月の初めが花の咲く時期。蕾が膨らんで明日には咲くだろうと期待して、翌日行くと花が全部摘み取られている。花が咲くと葉に栄養が行かなくなるので「芯止(しんどめ)」という花摘みが行われるそうだ。

 

左側写真の上段左は、明日かあさってには咲く状態。上段右は花摘みの時の落ちこぼれの花一輪。下段は400〜500m先にある休耕田が花摘みしたタバコの花の墓場。田んぼの中に山盛りが4つも5つもある。

 

世の中には蝶よ花よと育てられる花もあれば食い扶持べらしのために墓場行きの花もある。花が犠牲になって墓場に行き、葉が成長して製品化されても百害あって一利なしと袋たたきにあうタバコ、なんと気の毒な存在だろう。昔「動くアクセサリー」今「人類の敵」のたばこだ。三好丘では絶滅種の葉タバコだ。

f:id:mikawakinta63:20190828134157j:plain
f:id:mikawakinta63:20190828134234j:plain

葉タバコの生産のように、およそ10年の間にまったく姿を消してしまったものがあるかと思えば、10年1日のごとく変わらないのが、中国格安ツアーでないだろうか。8年前の秋「5つ星ホテルに泊まる西安」のふれこみにつられて行ってみればさんざんの目だった。今でも「北京・天津4日間39900円」なんていうのは、クマさんの経験した格安ツアーと同じ格安ツアーの部類で、10年1日のごとく「安かろう、悪かろう」は変わってないと思う。

 

ホテルは確かに5つ星、まちがいなかった。旅費全体を低く抑えるために、搭乗率の悪い時間帯の航空便になる。セントレアを夕方に出て、西安のホテルに入ったのは午前1時過ぎ。帰国の便は西安発朝8時。ホテル出発は5時半。安いツアーだから、これくらいは我慢しよう。

 

安いツアーおなじみの”義理ショッピング”。行く前からある程度はわかっていたが、これにはうんざりした。工芸品店、お茶の店、寝具店。北京でも上海でも桂林でも連れて行かれたことのある国家が関与する工芸品の展示場でのショッピングは催眠商法そのものだ。その他の店でも半ば監禁状態で誰かが買わなければ解放されない。昼食や夕食のレストランでも客がテーブルを囲んで談笑してようが構わず土産をしつこく売りに来る。酒の勢いで気前よく買ってきたことはいいが、賞味期限切れで恥をかいた。

f:id:mikawakinta63:20190828135358j:plain
f:id:mikawakinta63:20190828135418j:plain

 「格安ツアー」は「安かろう、悪かろう」とここまでは仕方ないと割り切れる段階まではいい。それを越すとしっぺ返しを食うのは結局自分だ。元受会社の営業政策で下請けを締め付けるから、下請けは2次下請けである”義理ショッピング”の店やレストランで帳尻合わせをせざるをえない。店やレストランは客に買ってもらって帳尻合わせをせざるをえない。しつこくなる。時間がかかる。客はせっかくの観光場所の見学時間が短くなる。   

 

現に西安の南の城門の見学は真っ暗になってからになった。書院門の古文化街で書道の筆や墨を買うことをカミさんから頼まれていたが時間がなくなってしまった。安いツアーに飛びついたしっぺ返しは痛かった。「兵馬俑」が第一の目的だったから、それができればしっぺ返し仕方ないとすっか!                      

 

10年の間、不愉快な思い出を残す格安ツアーが存続していても豪華ツアーが増えて、格安から豪華までまで選択の幅が広がったとみるべきか。「格安ツアー」は絶滅危惧種になってはいるだろうが、その需要があるからしぶとく生き続けている。     

 

 

 

 

「夏の終わり」&もうひとつの「あおり運転」

f:id:mikawakinta63:20190826135615j:plain
f:id:mikawakinta63:20190826135649j:plain

東アジアの国家間のぎくしゃくした関係とは違って、お天道さまと二十四節気の関係は息がぴったり合っている。暑さもやわらぐ頃といわれる「処暑」を過ぎたら、日差しが「痛い」感じから「柔らかい」感じに変わってきたきのう、きょう。朝夕は凌ぎやすくなった。「夏の終わり」を感じる。

 

庭の掃き掃除をしているとセミの抜け殻やせっかく土の中から出てきたが、もう力つきてピクピクしているものが二匹も三匹もいる。セミの卵は木の幹の中でふ化し、幼虫となって土の中にもぐること6年。もぐらの餌食となることから逃れて外に出て羽化。成虫になったら毎日がサバイバル。鳥、蜂、蜘蛛、人から狙われる。

 

幾多の試練を乗り越えて生き残っても、メスのセミの交尾は生涯に一回だけ。オスは複数回の交尾が可能。性比は、ほぼ1:1だそうだから、メスに恵まれず生涯を閉じるオスのセミの割合はおよそ37%。先日ラジオで聞いたこんな話を思い出したら、なんとも哀れになってくる夏の終わりだ。

f:id:mikawakinta63:20190826140251j:plain
f:id:mikawakinta63:20190826140305j:plain

 おととい24日の誕生日の花はカラスウリラジオ深夜便は伝えていた。秋の赤い実を見かける人はかなり多いと思うが夏の夜に咲くあの神秘的な花を見かける人はそう多くない。とパーソナリティーは云っていた。ならば、夏の終わりに当たって、この夏の思い出として三度目のカキコだけどお出まし願おう。

 

身近な所で見かける夜行性の花、白粉花(おしろいばな)をはじめ、宵待草、夕顔と趣のある名が挙る。しかも花を開くのは夜とあって、意外と身近なところで咲いていても、その花の“らしさ”を観察できるのが困難なのがカラスウリだ。

 

 このような白い花のレース状の模様は受粉のため夜行性の蛾を引き寄せる標識としての役目のためらしい。「花」に対する考え方は人さまざまだろうが一般的には「花」といえば美しさ、華やかさを感じるものだが、このカラスウリと蓮は別格のような気がする。カラスウリは神秘性、蓮は荘厳さを感じる。秋に、縦長の実ができる。実を、烏が好んで食べることから「烏瓜(カラスウリ)」というのが名前の由来らしい。

f:id:mikawakinta63:20190826141202j:plain

先週のビッグニュースのキイワードは「あおり」に尽きるだろう。「あおり運転」については、23日の日記にカキコした。もう一つの「あおり」は韓国文政権の国家としての「あおり運転」だ。日本との軍事情報協定破棄発表が22日にあった。

 

日韓合意で設立された慰安婦問題に関する財団を勝手に解散し、元徴用工問題での韓国最高裁の判決を放置し、輸出管理を厳しくした日本への反発で今般の軍事協定破棄に至っては、まさに「あおり運転」の国家版と言えよう。

 

国際条約を守ることや対外政策を含めて総合的な国益を守ることに責任のある文大統領に何がこのような「あおり運転」をさせただろうか?色々な論評を総合すると、高麗共和国連邦と称する北朝鮮との一体化を目指す文政権の理想を進めることにより、スキャンダル隠しとも行き詰まった経済政策から国民の目を反らそうとしているとも言われている。

 

文政権は国内政治の為に対外政策を政治利用し、対日関係の犠牲だけでなく中国・北朝鮮陣営に利する形にしたのだ。来年の韓国の総選挙に対する戦術かもしれないが、戦略性がまったくないような気がする。高麗共和国連邦が第二の香港・台湾にならなければいいが・・・。その次の中国のターゲットは沖縄だろうから。

 

 

 

 

あおり運転あれこれ

f:id:mikawakinta63:20190823152059j:plain
f:id:mikawakinta63:20190823152113j:plain

高校野球が終わった。きょうは「処暑」。秋雨前線が湿った空気にあおられて、梅雨時のような不安定な天気のきのう、きょう。それでも、「秋」の字が顔を出すようになっただけ、気分的にほっとする。

 

人間誰しも、暮らした土地に愛着がわくものだ。高校野球や国会議員選挙ともなると、その地の代表校、その選挙区の議員の戦いの結果が気になるものだ。今年の夏の甲子園は、生まれ故郷多治見の隣町、瑞浪の中京高校がベスト4まで勝ち進み、第二の故郷金沢の星陵高校とサラリーマン人生の卒業地大阪の履正社高校が優勝を争った。今年の夏は目が離せなかった。                         

 

40年以上暮らしている地元愛知の誉高校は1回戦敗退。選手宣誓の当たりくじを引いたのは大きな記念碑だ。星陵はゴジラ松井といい、今年の奥川といい、優勝経験はないが、球史に残るヒーローを生み出す何かがある。

 

きょう8月23日の誕生日の花はナデシコラジオ深夜便。三好丘の丘陵地の野では、早咲きと遅咲きの種類があるためだろうが、晩春から秋の初めにかけて見られる。撫子(なでしこ)科ナデシコ属は300種類くらいあるそうだが、普通に見かけるのはカワラナデシコ。河原に生えるとは限らないがこの名前という。名前の由来は我が子を撫(な)でるように可愛い花であることから。

f:id:mikawakinta63:20190823152638j:plain
f:id:mikawakinta63:20190823152652j:plain

 家庭菜園のあちこちで白いニラの花が初秋を感じさせる風に揺れている。蝶や虫が花を求めて飛び回っている。ニラは食用として栽培している人が多い。ウチもそのひとりだ。放っておいても増えてなかなか食べきれない。食用にしなかった分に白い細かい花が咲く。ニラの花だ。8〜10月頃花が咲く。ユリ科

 

ニラの花とよく間違えらるのが花ニラだ。 星型、白か 薄紫色の花。 ちょっとした空地で群生している。 葉っぱをちぎると 名前のとおりニラの においがする。花は春咲く。ネギ科。食用にはならない。毒があるそうだ。

f:id:mikawakinta63:20190823154948j:plain
f:id:mikawakinta63:20190823155006j:plain
f:id:mikawakinta63:20190823155021j:plain


 常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件の模様を伝える動画を、先週から今週にかけて、いやというほどテレビのニュースで見せつけられた。悪質なあおり運転が社会問題化している。メディアもあおり立てるばかりでなく、ハード面、ソフト面からその抑止策を急がせるような動きをしたらどうかと思う。

 

一番の元は「あおり運転」を罰する規定がないことだ。新たな法律や罰則規定の制定。ドライブレコーダーの標準装備化、後付けの場合自治体からの費用補助などが思い当たる。下世話な話だが、道路の走行車線と追い越し車線の正しい使い分けとエスカレーターの「片側立ち・片側歩行」と「両側立ち」。道路もエスカレーターもルールが確立されていなくて、個人の裁量によるマナーとなっている気がする。あいまいなところが、日本的よさかもしれないが、これだけ社会問題化したら、このあたりにも見直すところがあるのではないだろうか。

 

防犯カメラやドライブレコーダーもプライバシーの侵害だと云われていた時代があり、それが必要悪になり、今では必需品になった。社会問題化すれば、人々の考えも変わって来るものだ。 

「万引き」♪そんな時代もあったねと

f:id:mikawakinta63:20190821144953j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145037j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145057j:plain

お盆も過ぎて、ツクツクボウシの声も聞くようになった。甲子園の高校野球もあすは決勝戦。夏休み中の対ジャイアンツ戦というのに名古屋ドームに空席が目立つ。あの試合ぶりではファンに秋風が立つのも頷ける。てなことで、朝晩は気のせいか一時より過ごしやすくなった。

 

それもそのはず。あさって23日は二十四節気の「処暑」。日中はまだまだ暑く、夏の気候が続くものの、ようやく暑さが静まる頃だ。早朝ウォーキングの道すがら、路傍に咲く花も秋の訪れを告げる朝顔を初めとする色々な外来アサガオ類や、名もなく(クマさんが知らないだけだが)ひっそりと可憐に咲く花が随分と目立つようになった。

f:id:mikawakinta63:20190821145350j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145406j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145425j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145439j:plain

 外来のアサガオで、5.6年前までは毎年お目にかかれたが、絶えてしまったのがチョウセンアサガオだ。丘陵の畑の中で咲いていた。畑の持ち主もこの花の由来も名前すら知らなかった。草丈が1mくらいで花径は15cmほどで色は純白。10数個の花が群生している時期もあった。

 

このチョウセンアサガオは花の上品さに似合わず相当なくせ者なのだ。薬用植物であると同時に毒性植物でもある。薬用の代表例は江戸時代の医学者華岡青洲がこの薬草の主成分から精製した麻酔薬で日本で最初の全身麻酔をして乳がんの手術をした。(有吉佐和子著の小説や舞台で知られている)                                                                          

 

キチガイナスビ」といった別名を持つように毒性の代表例がある。オウム真理教が信者を洗脳、自白させるための薬物原料にこの薬草を使った。チョウセンは特定の地域を表すものではなく、単に海外から入ってきたものの意味とされる。

 

ラジオ深夜便がきのう20日の誕生日の花はセンニチコウ(千日紅)と伝えていた。長持ちする花に百日草とか百日紅サルスベリ)と名付けられるが、それらより10倍ビッグな名前の千日紅。夏から秋まで長い間、丘陵の畑のそこかしこで咲いている。紅色が長いこと色あせないことを象徴してのネーミング。乾燥させてドライフラワーにされることが多い。

f:id:mikawakinta63:20190821145606j:plain
f:id:mikawakinta63:20190821145626j:plain

ビクトルユーゴー原作の「ああ無情」の主人公ジャンバルジャンは貧しさゆえに1本のパンを盗んで19年もの監獄生活を送ることになった。時代も変わると万引きの動機も思いがけないことに起因するようになってきたようだ。まさか、教師が、まさか警官がというようなこともニュースになっている。そんなことの分析が先日の日経電子版に出ていた。

 

 高齢者が万引き犯に占める比率が3割を超えた。人口全体の高齢化を上回る増え方だという。お金はある。しかし生きがいがない。家族も友人も周りにおらず孤独に悩む。誰かにかまってほしくてつい、という場合が多いという。昔なら買い物ついでに会話があった。店先から会話が消えたことも、高齢者の孤立感を深めたともいえる。などと分析していた。

 

 クマさんは分析する。人と人との温もりが、町中の監視カメラの冷たい目で冷やされてしまった。万引きは昔貧しさから、今冷たさから。

高速道10年♪そんな時代もあったねと

f:id:mikawakinta63:20190819103250j:plain
f:id:mikawakinta63:20190819103314j:plain

今月の10日から始まった企業城下町の「盆バカンス」も終わって、わが家の前の産業道路もけさは薄暗い内から往来が激しい。街は再起動の様相だ。

 

ラジオ深夜便によると、きのう8月18日の誕生日の花は百日草。ポーチュラカと並んで、この花も夏の花壇や畑での定番だ。強い日照と高温多湿を好むからだ。おまけに花もちがよい。初夏から晩秋まで長い間咲くのでこの名前になったという。実は、百日草というのはキク科ヒャクニチソウ属の色々な品種の総称らしい。花色は白や赤・ピンク・オレンジ・黄色などで、品種によって一重咲き・八重咲き・絞り咲きなどさまざまな花姿をしている。

 

そして、きょう19日の誕生日の花はナス。この時期にナスの花?秋ナスの花だ。ナスは7月頃実をつける。これが夏野菜。一度収穫したナスがまた花を咲かせ、実をつける。わが家でも先日その剪定をした。この2回目のナスが秋ナス。ナスの花は夏と秋に年2回楽しめる。

 

「秋ナスは嫁に食わすな」という昔から伝えられてきた慣用句がある。この慣用句、実は「秋ナスはとても美味しいので嫁なんかに食べさせるのはもったいない」という解釈と「ナスには体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋にナスを食べて出産を控えた嫁の体が冷えすぎないように」という全く逆の解釈がある。ズル賢い姑の悪知恵で、本音と建前の使い分けではないだろうか?

f:id:mikawakinta63:20190819103903j:plain
f:id:mikawakinta63:20190819103917j:plain
f:id:mikawakinta63:20190819103931j:plain

 

「10年一昔」というが、10年前のお盆は何をしていただろうと、長女夫婦と晩飯を食べながら話していた。クマさんの日記を調べた。2009年8月17日、その長女夫婦と遊び半分の社会実験をしていたのだ。当時はリーマーンショック後の景気対策として麻生内閣が「高速道路の土日休日1000円上限」を打ち出していた。民主党は政権奪取のために「高速道路無料」政策を打ち出していた。

 

民主党が政権をとって高速が無料になる前に一度千円高速と帰省の渋滞を体験してみたいもだと、三好から中央道で東へ行き日付が変わるまでに帰宅できる限度はどの辺になるか試してみようと云う事になり昼の11時頃に三好を出発した。

 

お盆帰省で渋滞必至の中央道上り線と思いきや至って順調。恵那峡SAで昼食後、3時には昇仙峡到着。5時に石和温泉到着、8時に出発。日付の変わる直前に帰宅。渋滞まったくなく千円高速を堪能。

f:id:mikawakinta63:20190819145156j:plain

 10年前の「千円高速」ドライブを今になって振り返ってみる、こんなことが云える。

  1. 我々の習性として、局地的に何かがあっても全体あるいはもっと広い範囲で同じ状況だと思いがちだ。中央道の上り線の渋滞は酷いと報道されると中央道の上り線はどこでも渋滞が酷いと思いがちだ。しかし、大抵は神奈川県と東京の間にある小仏トンネルあたりからの渋滞である。台風と同様に交通情報も現代は情報活用力が問われる時代だ。
  2. 麻生内閣の景気浮揚策の「千円高速」も東日本大震災でその効果の検証が行われなかつたのではないかと思う。少なくとも言えることは、ETC車載器の普及に貢献したことは間違いない。
  3. 安売りして客を呼ばなくても、SAの施設が高速道路の付属施設からその施設単独でわざわざ客を呼べる施設になっているケースが最近は多い、刈谷のハイウェイオアシスなど。民営化後の民間活力だと思う。商売は官より民の典型例だ。

たかが10年、されど10年。中島みゆきは唄う。♪そんな時代もあったねと / いつか話せる日がくるわ/ そんな時代もあったねと /きっと笑って話せるわ/  まわるまわる時代はまわる