ゲーム感覚「談合」のナゾ解き


昨夜の嵐も去り、昼ごろからは風が強いものの晴れ間が広がってきた。一雨ごとに春が近づいている感じだ。きょう3月9日の誕生日の花はシバザクララジオ深夜便。石垣や斜面を彩る花として、芝のように地を這うようにして咲く。花色は赤、白、ピンク、青など。花期は3月下旬から4月下旬。


葉は常緑で寒さに強く夏の蒸れには弱い。名前の由来は春に桜に似た花が咲き、葉が芝生のように地面に広がって美しいことから。多種多様の花色を用いたグランドデザインが観光資源として活用されたものとして、奥三河と長野との県境にある茶臼山高原の芝桜の丘「天空の回廊」だ。写真は9年前のもの。現在はもっと規模が広がっているはずだ。


 
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カーリングはゲームの展開上先攻と後攻では後攻の方が圧倒的に有利だ。五輪での試合を見ていてよくわかった。得点したチームが次のエンド(回)は先攻になる。勝ちに行くためにはあえて相手に点を取らせるというリスクを冒してまで自軍は後攻にまわるというゲーム運びもあるのだ。


いま、世間を賑わせているリニア入札談合の報道をみていると、4社のうち公取に”自首”した大林、清水と秘密保持する大成、鹿島の見事に割れた意思決定の過程が大変興味深い。自首すれば、課徴金と刑事告発は免れる。逮捕も免れる。秘密保持のため否認を続けている側は連日厳しい取り調べだ。いわゆる、司法取引だ。




ゼネコン業界のことはよくわからないが、4社の間にどんな思惑があったのだろうか。だが、ことの本質は過去に決別宣言しながらどうして談合疑惑が絶えないのか、だ。カーリングでは勝つためにルールに則り相手に点を取らせるというリスクを冒してでも、後攻をゲットする。ゼネコンは刑事罰などのリスクを冒してまでゲームに加わる妙味がどこにあるだろか?裁判で明らかにしてもらおう。そうでもしないと、このナゾは解けない。