パワハラ・熱中症・水増し


台風21号があさってこの地方に最接近の気配だ。前線が停滞して、雲が多くムシムシした一日だ。


ラジオ深夜便の伝えるきのう9月1日の誕生日の花は「オシロイバナ」。昼間に活動する昆虫に対しては、花の多彩な色でひきつけ、夜活動する昆虫に対してはその香りで引きつける、色香に長けたラッパ型の花だ。熟した黒いタネをつぶすと白粉(おしろい)のような”白い粉”が出てくるところからのネーミング。町中に赤・白・黄と色鮮やかに野生化している。白粉花(おしろいばな)科 オシロイバナ属。




先月27日の月曜からの1週間、この週も色々なニュースに事欠かなかった。女子体操界での暴力行為、パワハラ問題。言った、言わなかったの問題、あぁでもない、こうでもないとワイドショー向きの問題だ。それにしても、日大アメフト部問題では20歳の宮川泰介、女子体操では18歳の宮川紗江、偶然同姓のご両人。よくぞ、踏み切った。日本も告訴社会になったということか。「おれについてこい」は遠くになりにけりだ。


岐阜の病院で熱中症疑い患者5人死亡事件。病院の管理体制もさることながら190人もの入院患者がいて常勤医師は1人とニュースで言っていた。終末ケアーの施設ならそれでもいいのか。病院と施設では何をもって区分するのか。自分も通る道かもしれない。そんな問題を投げかけてくれた事件だ。



中央省庁の障がい者雇用水増し問題。中央省庁だけで3千数百人、自治体を合せたら1万人規模とも云われる。今更犯人捜しをしても見つかるわけでもなし。ペナルティーもなし。役人は悪い事をしない前提。性善説で法律や規則が作られている。公文書の改ざん以来、役人を余り信じられなくなった。


一方でこんなことも思った。学生時代、電車のキセル乗車をして手に残った方の切符を菓子箱一杯くらい集めて自慢し合っていた。みんなキセルすることに罪の意識がなかった。国家を動かす中央省庁にしてみれば、障がい者雇用の問題は些細な事項だ。おまけにばれても民間と違ってペナルティーはない。できるだけ、障がい者は採用したくない。そんな軽い気持ちで違反を犯したのがいつの間にか蔓延したのではないか。


民主党政権の時代にもこの違反が行われていたわけで、野党も追及したら火の粉が自らにも降りかかってくる。そんなことからズルズルと引きずってきたのではないだろうか。現政権はどう、「おとしまえ」をつけてくれるだろか。