ママコノシリヌグイ


厳しい暑さ。グラウンドゴルフをしていても地面の照り返しは真夏並みだ。ゲーム終了と同時にシャワーを浴びないとやっちゃおれんといったところだ。


きょうの中日新聞の中日春秋。<秋ナスは嫁に食わすな>という有名な諺がある。秋のおいしいナスを嫁には食べさせたくないと考える姑の意地の悪さ・・・と出ていた。春秋の筆者の述べたいこととは別のことであるが、”姑の意地の悪さ”から”継母の継子いじめ”を連想した。


昨日の朝、家庭菜園東の林へ栗拾いに行った際、林に入る土手一面に可愛らしいピンクの花が咲き乱れていた。近づいて見るとママコノシリヌグイだった。野の花のネーミングでこれほど凄まじい名を持つ花も珍しい。


茎にびっしりと下向きのトゲを持ち(写真では白く写っている)、継母が継子の尻をこれで拭いて継子いじめをする例えに付けられた名である。 昔はトイレットペーパーの代わりに木の葉やフキの葉が使われたが、こんなトゲの多い植物で拭かれると言う継子いじめの例えに使われるとは可哀そうな花である。しかし手折ろうとすれば、鋭いトゲの逆襲が待ち構えている。手折ることはやめて写真で撮った。


小説、ドラマはおろか諺にもなる”嫁・姑”問題。植物の名前どころか今や社会問題化している”子供への虐待”。どちらも人類永遠のテーマであるようだ。