コスモス


きょうも気持ちの良い青空。これまでと違うのは、丘陵地の稜線上に吹く風がひんやりとした北風だ。秋が深まりゆく感じだ。


きょうの毎日新聞のコラム欄にこんな記事が載っていた。以下その要約 昭和10年に7人の文化人に「新・秋の七草」を選んでもらった。この時コスモスを選んだのは作家の菊池寛だった。ごく平凡な花で、日本の秋の風物にふさわしくていいというのがその理由であった。ちなみに与謝野晶子オシロイバナ斉藤茂吉ヒガンバナを選んでいる。


この新七草に対する女学生の人気投票は1位がキク、コスモスは2位だった。メキシコが原産地のコスモスが日本に伝わったのは明治も中ごろといわれる。それがたちまち全国に広がり昭和には秋の代表的風物となったのは、この花に日本人の心を魅了するところがあったからだろう。「秋桜」の異称にもそのことがうかがえる。>



現代の「秋の七草」を選ぶとしたら、多くの人はまずコスモスを挙げるだろう。茎が細く、色とりどりの花が常に揺れ交わすさまは、いまや紛れもない日本の秋の風景だろう。さだまさし作詞作曲、山口百恵の歌う「秋桜」がさらに人気の拍車をかけたのではないだろうか。




豊田の彼岸花の堤防でお馴染みの逢妻川彼岸花から数百m下流の逢妻地区の遊休農地4ヘクタールでコスモスが咲き始めた。東名高速国道153号線バイパスに囲まれた地域だ。ピンクや白、オレンジの花が爽やかな秋風に揺れている。

まちづくりのアイディアに市が助成する「わくわく事業」の助成を受け、地元の人たちが2007年から育てているそうだ。