春景色スケッチ

 
春一番を呼び込んだ嵐が立ち去り待ち望んでいた春本番がやってきた感じだ。いや、それどころでない。いっきに夏日だ。三好丘のあちこちでは晴れにつけ雨につけ風につけ、木々の芽は日々に育っている。きょうはその春の息吹というか、勢いというか、そんなものが実感できる朝だった。みよし、豊田の春景色をスケッチしてみた。


広い農家の敷地内に樹高6〜7mもある高遠の桜が咲き始めた。高遠の桜はコヒカンサクラで今3分咲きといったところか。アンズの花は満開だ。青空に赤みがかった桜、純白のアンズの花が映えて春の息吹を感じる。長野県から開拓で入植されたので故郷を偲んで植えられたものだ。樹齢40年くらいだ。ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みが強い。四つ池の周囲のソメイヨシノより1週間から10日くらい前に咲く。


四つ池の周りのソメイヨシノは蕾が膨らんで咲き始めるまでに3〜4日はかかりそうだ。一方で池の周りの柳は順調に芽吹いて若緑色が美しい。きのうの雨で洗われて一層鮮やかさを増している。


 
豊田スタジアムの東側一帯に広がる菜の花畑。2月頃から咲き始めているようだ。春本番の景色としてきょうアップするのは少々タイミングがづれている感じだ。前衛的な造形美の豊田スタジアムと豊田大橋に対して江戸時代の昔から菜種油を採取するために栽培されていた菜の花、その対比に惹かれたのでアップした。