特別警報


きのうから犬の散歩の苦役からやっと解放された。季節の移ろいを五感で感じながらのいつものウォーキングに戻った。このところ、日の出前はさすがに涼しくきょうからは長袖のTシャツ、長ズボンに衣替え。                                   


ほぼ2週間ぶりに丘陵地の荒れ地の中のコースを行くと、葛の葉が農道を塞ぐほどに生長している。まわりの木々をもつるで覆ってしまうほどの生命力は大したものだ。大きな葉と葉の間から、あの紫色の花が花穂の下の方から咲き始めているのが風が吹く度に見え隠れする。秋の七草のひとつ「葛」が秋の訪れを告げている。

 
けさの中日新聞1面に「秋の息吹 ゆらり」と題して伊吹山サラシナショウマの写真が載っていた。4年前09年の9月1日に生涯学習講座「ふるさとの自然」で伊吹山に行った際撮った写真とよく似ていたので、ここに再登場。


キンポウゲ科多年草。小さな花が集まり穂のように咲くのが特徴。この花穂、一升瓶を洗うブラシに似ている。4年前に行ったときは、このサラシナショウマの白に対してトリカブトの青紫色の花の群生が見事だった。


台風15号が北上を続けていて、週末の天気は荒れ模様の気配だ。気象、津波などで重大災害が予想される場合に気象庁が発表する「特別警報」の運用が明日から始まるそうだ。これまでの注意報、警報に加え、気象ならばその地域で数十年に1度の現象が起こりそうな場合、津波は高さ3mを超える波が予想される場合に特別警報が出る。


7〜8月の山口、島根、秋田、岩手の豪雨は「特別警報」に相当したという。「数十年に1度」が相次ぐ昨近の過激な気象だ。まだ特別警報が出ないから大丈夫といった気の緩みがあってはならない。