シラタマホシクサ

青空が広がり気温も久しぶりに30度越え。東山植物園で今シラタマホシクサが咲いていると今朝の中日新聞西三河版に載っていた。このシラタマホシクサ、伊勢湾や三河湾に近い中部地方のみの固有種で、個体数が減少して環境省レッドリストに掲載されている。原因は湿地の開発や、湿地が乾燥地へ変化することによる環境の変化とのこと。


何も名古屋まで行かなくても地元にシラタマホシクサの自生地がある。三好カントリーの東コースと西コースの間に境川の水源長田池がある。その下流およそ300m丘陵の崖下に50坪ほどの湿地だ。三好ヶ丘駅から歩いても15分ほどの距離だ。丘陵が宅地開発されたとき湿地が枯れてシラタマホシクサは絶えたと云われていたが、この3年ほどの間に湿地が蘇り、このように咲き始めたようだ。


夏の終わりから爽やかな秋風が吹くころまで、次々とかわいらしい白い球形の花が咲く。白色の球形の花を白玉に例えたところが、シラタマホシグサの語源。白玉が金平糖(コンペイトウ)に似ているところから「金平糖草」とも呼ばれる。