もののあはれとブログ


せっかくパラリンピックがソチで始まると云うのに隣のウクライナでの紛争で米・ロ冷戦の再燃を伺わせるような状況だ。気候までがきょうが二十四節気の「啓蟄」と云うのに西高東低の冷戦構造だ。これでは、地中の虫たちも這いあがってくるどころか、再びもぐり始めるのでは・・・。


3月の声を聞いて部屋の中に疎開していたカランコエを庭に出した。この寒さで花を咲かせるのをためらっているようだ。



そもそもブログをはじめたきっかけは、リタイヤーして、それまでの毎日何かに追い掛け回されるような生活から抜け出し、「もののあはれ」の世界に浸りながらの生活にあこがれたことにはじまる。自然に恵まれたこの地での毎日のウォーキングで季節の移ろいを独り占めにするのはもったないと思って書き留めたりまた、こんな情趣、感情を書き留めいつまでも残しておきたい。


そんなことを画像と文章で実現させてくれ、おまけに読後のコメントまで送ってもらえる。これにはブログをおいて他にはないだろう。ということで生涯学習講座の「ブログを始めよう」を受講した。


もののあはれ」なんて言う言葉は色々な解釈があると思うがクマさん流の解釈は「折に触れ、目に見耳に聞く花鳥風月のしみじみとした情趣、日常からかけ離れた物事に出会ったときに生じる「あぁ〜」と思うなんとも云えない感情をいうのでないかと思う。


半年ごとに製本化して、いまや10数冊になった。古い方のタイトルを見ると、「寒の雨」とか「春深し」などと云った花鳥風月のジャンルに入るものが多かったような気がする。最近は政治・経済、周りの出来事の「思ふこと」的な題材が多くなった。諸行無常、心の変遷あって当然のことだろう。


気がつけば、アクセス回数が678千回余り。「もののあはれ」で始まった「クマさんの日記」もこれまで「心の哀れ」を感じさせるような誹謗中傷のコメントもなく「善意」の皆さんに支えられてここまで続けられたことに感謝し続けるきょうこの頃だ。