ジャイアンツと自民党


最近のように天気予報の精度が高くなると前夜からこんな電話がかかってくる。「あしたは、絶対間違いなく雨だから朝9時スタート」麻雀の誘いだ。月末、年度末ともなればサンデー毎日でもけっこうすることが多い。蜜の味の誘惑を断って日がな一日片づけ仕事やら会議だ。


あしたから甲子園の春の高校野球、来週末にはプロ野球が始まる。いよいよ球春到来だ。今年のセリーグはどうも興が乗らない。悔しいけど大方のアンチ巨人派はそうじゃないかな。自民党と同様巨人の独り勝ちで闘いに緊張感が欠けるのではないだろうか。




2012年、13年とリーグを連覇した巨人と2位の差は両年とも10ゲーム以上だった。オープン戦の戦い方を見ていると、また今年もかと思わざるをえない。巨人以外の5球団は巨人を叩くことより、CS(クライマックスシリーズ)に出ることの方に腐心する構図になりかねない。


政治の世界で野党共闘が進まず、自民党の自由自在な独走を許している構図に似た様相だ。その他5球団は巨人戦にエース投入を避け、勝ち星の確実な球団に振り向けると云ったような姑息な手法はよして、巨人包囲網を築くくらいなことをしてセリーグを面白くしてほしいものだ。