モミジの花


4月も10日を過ぎたと云うのにけさは冷え込んだ。おそらく5度以下だっただろう。日中になってもきのうまでとは違い20度以上の暖かさはなかったようだ。それだからといって、モミジが紅葉し始めたわけではない。去年の11月の日記にアップしたウチのモミジだ。モミジの花とはどんな花か?関心を持っていた。けさ、その花を始めて観察した。


モミジ、カエデといえば紅葉しかイメージされないが、「ワシにも当然、花も実もあるでよぉ」と主張している。現役時代にはその主張を聞き入れてやる余裕もなかったが、リタイヤーしてようやく耳を傾けてやるゆとりも出てきた。幸いなことに、木の下からでは花が小さくて観察できないが、木が大きく育ちウッドデッキの高さを超すほどになりデッキから観察できるようになった。



1cmにも満たないような花が日当たりのよい高いところで点々と咲いている。蕾のものが無数ある。この先、新緑が濃さを増しチョコレート色の花が無数に咲き出すと花の存在感が増すことだろう。しかし、余りにも小さいので花だと気づかれずに終わってしまうだろうな。


花が終わると、竹とんぼのような羽根状の茎元二つのふくらみの中にモミジの種(実)ができる。竹とんぼのような羽の付いたのもみじの種は、風に乗り、遠くへ飛んで行けるようにうまく出来ている。下の写真は去年の9月の日記にアップしたもの。


種(しゅ)を絶やさないための自然界の営みにはただ驚き入るばかりだ。