1人乗り電気自動車 ハーモ


きのうの午後からの雨も上がりすがすがしい朝を迎えた。また、梅雨が中休みに入った。きのうのような今にも降り出しそうな梅雨空にはタイサンボクの花が似合う。とはきのうの「季節の花めぐり」の先生の言。その心は?もう降り出すかもしれないと心配しいしい空を見上げると、思いがけなく白い大きなお椀形の美しい花に出会うからではないだろうか?


緑化センターではネムの木の花と同様、タイサンボクの花を接写することは困難だ。背丈がかなり高くならないと花が咲かない。自生のものだと樹高が20mにもなるそうだ。花、葉、樹形などが大きくて立派なことから称賛してこう名付けられたという。



先日豊田の駅前のホテルに行った際、ロビーにこんな車が展示してあった。斬新なデザインでカッコいい。トヨタ車体製のハーモだとわかった。いま、モーターショーなどでも1人乗りの車が話題を呼んでいるから、その流れで人の集まるホテルのロビーに展示してPRしているのか、そんな気持ちで写真を撮っておいた。


帰宅してネットで調べると、トヨタ豊田市ではこの車や電動自転車も使って2012年から実証実験をしているそうだ。それは車と公共交通を総合的な視点で最適に組み合わせて使うことで、人に、街に、社会にやさしい交通の実現をかなえていくしくみだそうだ。




ハーモ会員になるとこの実験に参加できる。入会料無料。豊田市内25ヶ所にステーションがある。ステーション間どこでも乗り捨て自由。利用料は保険料込1分20円。24時間対応のコールセンターがある。使用車両は1人乗り4輪小型電気自動車、2人乗り同車、1人乗り3輪小型電気自動車の3種。


実験の経過がどうなっているか、会員はどれほどいるのかは知らない。豊田市民は市の広報誌で知らされているだろう。ホテルのロビーに車が展示してあるなら、そこに集まるのは市民ばかりとはかぎらないから、少なくともわざわざネットで調べたことくらい説明書きでも掲示しておくべきでないだろうか。この展示の仕方で市やトヨタの本気度が分かるような気がする。