賢い消費者


朝から厚い雲に覆われ、お昼前には降り始めた。グラウンドゴルフも後半は雨中のプレイとなった。
            

夏の終わりから爽やかな秋風が吹くころまで、湿地に次々とかわいらしい白い球形の花が咲く。その名はシラタマホシクサ。白色の球形の花を白玉に例えたところからのネーミングだ。白玉が金平糖(コンペイトウ)に似ているところから「金平糖草」ともいわれる。


このシラタマホシクサ、伊勢湾や三河湾に近い中部地方のみの固有種で、個体数が減少して環境省レッドリストに掲載されている。原因は湿地の開発や、湿地が乾燥地へ変化することによる環境の変化とのことだ。


地元のシラタマホシクサの自生地で今年も咲き始めた。きのうの午後訪れた。三好カントリーの東コースと西コースの間に境川の水源長田池がある。その下流およそ300m丘陵の崖下に50坪ほどの湿地だ。三好ヶ丘駅から歩いても15分ほどの距離だ。丘陵が宅地開発されたとき湿地が枯れてシラタマホシクサは絶えたと云われていたが、この3年ほどの間に湿地が蘇り、このように咲き始めたようだ。


去年もおととしも今頃の季節に訪れているが、年々自生地が荒れて来ている。今年はフェンスも倒されている。気のせいか、シラタマホシクサも元気がなくなっているような気がする。



「賢い消費者」になる。こんなフレーズは我々おじさん族には縁のない言葉だと思っていたが、とんでもない。ムダなことをやっているものだと思い知らされたことがある。つい、先日のことだ。


テレビ、電話、インターネットの通信回線業者はまとめてA社にしている。ライバルB社が乗換えを勧めにきた。担当者に乗り換えするとA社に違約金を払わなければいけないからダメと断った。彼は違約金の額をその場でA社に問い合わせた。彼は契約者に電話を代わるよう促された。

                                                    
A社の担当者が私に云うにはインターネットは最初の2年が過ぎたら以後3年の自動継続だからどうしても違約金は必要になる仕組みになっている。現在200Mになっているが無料で1000Mにする。電話は迷惑電話お断りサービスや着信お知らせなど5つのオプションすべて契約されているが本当に必要なナンバーディスプレイだけにするなら月額600円安くなると教えてくれた。


B社の担当者にはA社から伝えられたことの内容は話さず、後日電話で丁重に断った。彼にしてみれば、とんだヤブヘビだった。クマさんにしてみれば、B社のおかげでインターネットの動きが無料で早くすることが出来た上に、年間7200円電話代が安くなった。「賢い消費者」なら最初からそんな手は打っていただろうに、クマさんは「ケガの功名」で「賢い消費者」になったようなものだ。