あなたなしでは生きられない


予報通り朝から寒の雨。この雨ではウォーキングにも出かけられず、それでなくても冬枯れの野山、庭畑。季節の移ろいをできるだけヴィジュアルに表現したいクマさんの日記もお手上げだ。窮余の策で先日から家の中にぶら下がっている誰が描いたかわからない絵のホームギャラリーでお茶濁しだ。


毎年この時期になると「恵方巻き」の宣伝が氾濫している。「恵方巻き」なるもの17年前に大阪へ赴任して初めてその存在を知った。カミさんも大阪通い妻をして初めて知ったと云っていた。関西が発祥と云われる恵方巻きだが、市場の拡大には、丁度大阪赴任した頃からコンビニ各店で売られ始めたことにより広まっただろう。この地では10年くらい前からではないだろうか。


ことほど左様にコンビニの商魂には恐れ入る。今コンビニの熱い闘いはコーヒーとドーナツの専門店との間での客争奪戦らしい。先日新聞に出ていた。専門店のスタバやミスドも安閑としておられないだろう。



我々の感覚だとコンビニが出来た頃は子どものころの町の駄菓子屋の延長線上にある店くらいの感覚しかなった。駄菓子屋にはおやつの駄菓子やラムネ、みかん水、おでん、ところてんがあった。今では、銀行、郵便局、宅配便、文房具、薬屋、各種チケットの販売までまさに便利な店だ。


コンビニ3店のオーナーをしている多治見の友人が云っていた。今全国に5万店ほどのコンビニがある。その第1号は多治見だと。1960年代の初め、国鉄多治見駅鉄道弘済会売店のコンビニ化だそうだ。


人口減少が進んでいる中、コンビニはこの先どう進むだろうか。熊さん、八っぁん的無責任考察をしてみた。一つは多店舗化。海外(ストックホルムセブンイレブンが何店舗もあった)、M&A(JR四国のキヨスク全店舗がセブンイレブンに近々なると新聞に出ていた)もう一つは多業態化。高品質ショップと100円ショップ(ローソンが計画しているとか)。更に既存店での新商品開発(先述のコーヒーやドーナツ)


当初は軽く見ていたコンビニも今では「あなたなしでは生きられない」存在になってしまった。