桜の開花、思いつくまま

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まさに劇的変化の”お彼岸ウィーク”だ。「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」  正岡子規 と水曜の日記にカキコしたところ週末土曜には名古屋で、日曜には岐阜で、そしてきょうは我が三好丘と東京だ。三好丘は緑丘小学校西遊歩道桜並木にあるクマさんの私的標本木の桜だ。600mの遊歩道両側の桜並木のうちで1本だけ咲いていた。

                    

春分をはさんで桜の開花宣言ラッシュだ。ソメイヨシノの観測用の標本木があってそこに数輪咲き始めると開花宣言。それをニュースで流す。私たちは実に季節の移ろいに敏感だ。先人が大切にしてきたものを今に受け継いでいると云えよう。



先週の月曜、名古屋に出かける際、雨降りで肌寒い日だった。冬の服装で出かけようとすると、カミさん曰く。「もっと春らしい服装にしたらどう?」そうか、天気に合った服装より季節に合った服装の方が大事か。これぞ、日本人だ。つまり、日本人はそれほど季節の移ろいに敏感なんだ。


この三連休、きのうが単なる日曜できょう21日が春分の日だと思い込んでいた。カレンダーを見たら、きのう20日春分の日できょうは振り替え休日だった。サンデー毎日にとってはどうでもいいことだが、振り替え休日とかハッピーマンデーとかで随分と休みが増えている。



ある調査では、三連休が増えることを支持する理由が「まとまった休みがとれるから」でなく「金を使うようになって経済を刺激するから」というものだったという。極論すれば、三連休が増えるのは働く人たちがリラックスするために推進されたのではなかったわけだ。


こうしてみると、社会・経済が地球規模で進むようになった今色々な場面で文化の衝突が起きてくる。先述の「天気に合わせた服装より季節に合わせた服装」などは外国人から指摘されても笑って済ませる問題だろう。日本の「勤勉は美徳遊びは悪」の文化は国際的な機関による条約などがあって、現に世界標準に合わせざるを得ない局面が多々ある。




2.3日前にテレビが伝えていた。国連の機関が女系天皇を認めない日本の皇室典範を改めよと勧告して来たと云う。これは、ちと酷すぎる。絶対譲れない問題だ。常日頃世界に向けての情報の発信を怠っていると今度のような「文化の衝突」が起きるのだ。


桜の開花から「風が吹けばおけ屋が儲かる」式に話が脱線。行き先がわからなくなった。ここで、ストップとしよう。