仏の座


うす雲が広がる程度で穏やかな晴天の日曜だ。陽気もよくなり、家庭菜園もにぎわい始めた。世間では春闘真っ最中だが、家庭菜園ではどこもかしこも草闘、草との闘いが始まっている。その主役はなんといってもホトケノザだ。後述しよう。働き方改革をしたわけでもないが、先週に引き続き土日カキコ、月火休みにした。


その家庭菜園の南垂れの土手に樹高3mほどの2本のサクランボの木がある。家庭で植えていたのが、成長しすぎて手に負えなくなり、誰かが植えたものだ。このサクランボの花が満開になって大体10日後に四つ池のソメイヨシノが咲き始める。毎年恒例だ。そのサクランボがちらほら咲き始めた。本格的な春からの使者だ。



畑では冬から春の農作業泣かせの雑草、ホトケノザ。うららかな陽気になって荒れ地一面に紫のじゅうたんを敷いたように繁茂している。秋にも花を咲かせるが春に咲く花は一段と色濃い。この花を接写して拡大してみると、実にユーモラスで愛嬌がある。


半円形の葉が茎を取り囲んでつくようすを蓮華座(れんげざ)に見立てたところからのネーミング。(下の写真)春の七草のひとつの ”ホトケノザ”はこの花ではなく正しくはキク科の「田平子」(タビラコ) のことを指す。



 ホトケノザが動物に変身し、花が顔にみえる。二つの眼、鼻と口があり、日本人になにか、苦言を呈する表情あり、果たして、この花はなにを訴えようとしているか?

○われわれに なにか言いたげ  ホトケノザ

○はよう来い 居心地いいよと  ホトケノザ

○じじばばは 永代供養の  ホトケノザ
 
自分の撮った写真はながめればながめるほどに気にいってくる。屁ですら・・なーんでも わがものがいとしく思えてくるものだ