「任命責任」に思う


朝の最低気温が一桁台と、ちょっと冷え込んだ。日中はすっきり晴れて、風も穏やか。過ごしやすい陽気になった。桜公園の散策路のツツジが満開になった。鮮やかな彩だ。季節の花めぐりの先生の受け売りだが、ツツジは極めて種類が多く、野生種で20種以上、園芸品種は数百にのぼるという。


名前の由来は花が次々と咲くことから「つづき咲き」が転化したものらしい。ツツジを漢字で書くと「躑躅」。物がうずくまっている姿を示す言葉で、びっしりと花をつける様子をあらわしているという。豊田・藤岡にあるトヨタの労組の研修センターの駐車場、長さ100m以上、高さ5mほどの壁面がキリシマツツジに覆われている姿は圧巻だ。3年前に撮った写真だ。



今週のニュースでどうも気にかかることがある。今村復興相が度重なる失言で更迭された。ことの顛末は報道された通りだが、野党が盛んに「任命責任」を追及している。安倍さんは任命責任は自分にあるといって、国民に謝っている。野党は安倍さんにいったい、どういう責任の取り方をしろということなのか、さっぱりわからない。


内閣不信任案を出しても、与野党の勢力比で否決されることは明らか。そこで、安倍さんが自ら辞任することを迫るのか?そんなことすれば、安倍さんは衆院解散するよ。いまの政党支持率見たら、素人のクマさんだって与野党勢力比が逆転することなんて、逆立ちしたって起こりえない。


これだけ、内閣や与党に不祥事が続いているというのに内閣支持率が下がらないのは、政権交代に値する政党がないからだ。つまり野党がたるんでいるからでないか。ただ「任命責任任命責任」と吠えているだけだったら、北の若大将のやっていることと同じでないか。