今週のつぶやき


きょうこそ日差しが少なかったものの、穏やかな日続きの3連休だった。特にきのうは夏の日差しを感じさせる快適な青空、絶好の運動会日和に市の体育祭。市内20地区対抗の運動会。町内の月1回発行の広報紙の取材のお役で終日駈けずりまわされた。暑さに参った。歩数計は8kmオーバー。


きのう10月8日の誕生日の花はサラシナショウマラジオ深夜便。日常の生活圏で咲いているのを見たことはない。伊吹山上高地梓川べりの散策路沿いの林間で群生しているのを見たのが印象に残っている。8月〜9月に白い花がブラシ状に咲く。キンポウゲ科。草丈50〜150cm。8、9月に咲く花がどうして10月上旬の誕生日の花に選ばれたのかわからない。


若菜をゆでて水でさらして食べるところから「晒菜」(サラシナ)、また、根の部分が「升麻」(ショウマ)と呼ばれる漢方薬であることがサラシナショウマの名前の由来。



ラスベガスの銃乱射事件も立憲民主党の創立も、随分前のことのように思えるほど、目まぐるしい動きの世の中だ。両方とも、たった1週間前の出来事だ。先週の出来事をふりかえってのつぶやきを記しておこう。


小学校の国語の教科書にスポーツ美談が載っていた。60数年前のことだが、いまだに憶えている。ウィンブルドンテニスでの清水選手とチルデンとの闘いだ。対戦相手のチルデンが足を滑らせて転倒、その時に清水はゆっくりとしたボールを返したという。チルデンが態勢を立て直し、返球がエースに。結果としてチルデンが勝ち、二人が会場を後にしたものの、その後しばらく拍手が続いたという。という話だ。



この国の将来を真剣に考える国民にとっては、総選挙に際して各政党が十分に練り上げた公約を比較したいだろう。ふいの抜き打ち解散では、野党にとっては、公約といわれても試験前の一夜漬け勉強のようなものだ。立憲民主党なんて党ができて、1週間も経たないうちに、連日メディアに引っ張りまわされている。ここは、機会均等にすべきでないか。



政治家がよく使う戒めの言葉「常在戦場」。長岡藩の家訓だ。常に戦場にあるの心を持って生き、ことに処すという意味だ。清水・チルデンの美談はスポーツの、とりわけ紳士のスポーツといわれるテニスの世界での話だ。政治の世界は「常在戦場」の世界で「一寸先は闇」の世界だ。スポーツ美談が通じるような世界ではないのだ。


戦場では、味方の弱みは隠し、敵の弱みを突くのが常套手段だろう。決して悪いとはいえないが、真摯な態度で選挙に臨もうとしても政党が選挙公約つくりに充てられる時間が与野党で不平等だ。せめて、この点だけでも機会均等にならないものか。選挙結果が不平等になることは、日常の活動の成果だから、当然だが・・・