今週のつぶやき 不条理


1週間近く続いた真夏日すれすれ天気も、ようやくこの時季らしい天気になった。朝から雲が広がり、長袖がなしでは過ごせない日となった。きのうまでの陽気のせいだろうか、庭に植えたオクラはまだまだ花が咲いているし、緑のカーテンにしているゴーヤも何輪もの花が咲いている。これらの黄色い花をみるかぎり、まだまだ夏の風情だ。


今週も色々な出来事があった。衆院選の公示、神戸製鋼所の性能データ改ざんが明るみになったことなど。安倍さん、政界入りする前に勤めた会社だ。他人の飯を喰う修行のつもりで入った会社が伝統的にこんなことをやっていてはコンプライアンスも何もあったものではない。安倍さん、もう少しましな会社で修業していたら、「もり、かけ」もなかっただろうに・・・。



こんな不条理なことがあっていいものだろうかと思わずつぶやいたことがある。6月に東名高速で起きたトラックの追突で夫婦が亡くなり、同乗していたお嬢さんふたりの訴えで警察が動き、事件の全容が明らかになった一件だ。訴えがなかったら、逮捕された男の前科も明るみにならず、同様な事件が繰り返えされる可能性大だ。彼女たちの執念と勇気を称えたい。


男の逮捕容疑は注意不足による「過失運転致死傷」だ。危険な行為による事故である「危険運転致死傷」ではないのだ。前者は7年以下の懲役、後者は15年以下の懲役。
                             



高速道路の追い越し車線に車を止めて、夫婦の乗った車の行く手を阻み、その車は後続車に追突され夫婦は死亡した。男の行為が注意不足といえるか?追い越し車線にとめることは危険な行為だろう。殺意があったと認めるに等しい行為でないだろうか?


男が夫婦の死亡に直接関わっていないだけに「殺意」が争点になるのではないだろうか。いづれにせよ、「過失運転致死傷」というのは不条理極まりない。何年か前、東名高速で飲酒運転のトラックがふたりの幼児を死亡させて、「過失運転・・」で処理されて世間が沸き上がり「危険運転・・」ができた。今回の事件でまた新しい動きが出てきてもおかしくないほど不条理なことだ。