嵐が去って・・・


ほんものの嵐と総選挙の嵐が同時に去った。去ってしまえば、あの嵐は何だっけ?子供たちは、月曜は嵐で学校が休みになると喜んでいたが、少々風は強いがこの青空ではと、遅めの登校で休みにはならず。超大型の台風とは何だったけ?


あの嵐は何だったけ?驕る一強に対抗し得る対抗勢力を結集して二大政党制をと国民に《希望》を持たせてくれたねぇ。しかし、”排除”発言で世間は《失望》し、若狭さんの”政権奪取”は次の次発言で、それは《絶望》に代わった。選挙の結果を見たら、もはや《死亡の党》だった。総選挙の嵐とは何だったけ? 600億円ともいわれる、総選挙費用。何も変わらなかった。



台風が浜松あたりに上陸し東北地方から太平洋上へと抜けても、大型だけに午後になっても強い風が残っている。気象のことはよくわからないが、台風といえば、東から南風だ。きょうの台風は西から北風で冷たいのだ。きょう、10月23日は二十四節気の「霜降」だ。秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃だ。だからといって、台風の風が北西の風になることはないだろうと思うが・・・。


強風の中でのウォーキング中、低雑木やら雑草が生い茂る荒れ地の一角で、ひときわ異彩を放っているカラスウリの赤い実を見つけた。この光景をうまく表現する言葉はないかと・・・。歳時記にあった。
 
  うら枯れていよいよ赤し烏瓜(からすうり)  太祇(たいぎ)

末枯(うらがれ)とは、晩秋、草の葉が先から枯れ始めること。「うら」とは先のこと。写真では、葉は未だ青く末枯にはちょっと早い情景だが、台風の余波で吹き荒れる北風が晩秋そのものを感じさせる風情だった。