3人の独裁者&ふがいない野党


きょうも終日の雨。今の時期に雨があるからこそ、木々は芽吹き、花は色づく大切で有難い雨だ。きれいごとで云うとそういうことだが、現実には庭や畑の草取りから解放される有難い雨でもある。


きのう、名古屋では桜の開花宣言があったようだ。ここ三好丘の四つ池周辺のソメイヨシノは蕾がはじけそうな状態のままで、なかなか花が開かない。ウォーキングコース沿いにある一本だけの大木の高遠桜がきのう数輪だけ雨の中で開花していた。長野県から開拓で入植した人が、地元から持ってきた桜だ。この桜は開花してもソメイヨシノのように白くならず、可憐なピンク色を保っている。



このごろ気にかかることふたつ。ひとつは世界は三人の独裁者に支配されつつある。うまく力のバランスが保たれるだろうか。中国の習、ロシアのプーチン、ふたりとも今月に入って終身政権も意のままにできるくらいの礎を築いた。米のトランプも意に沿わない者はバッタバッタと首切り。米・中・露の世界3極支配の気配が見えてきたような気がする。



もうひとつは、ふがいない野党のことだ。揺らぐ安倍政権に世論を背景に圧力を強める野党だが、内閣支持率の下落が自らの政党支持率浮揚につながってない。直近の週間誌の見出しには「安倍首相夫妻の犯罪」とまで出されている。一国の宰相が「犯罪者」呼ばわりされている事態だ。


これだけの事態となっても、世論調査の野党の政党支持率のアップにつながっていない。裏を返せば、国民は政権交代を望んでいないということだ。国民は「揚げ足取り」や「重箱の隅つつき」だけでは、なかなか政権を任せる気になれないのだろう。



政権与党も、野党もしっかりしてもらわないと、対北朝鮮問題ですっかり韓国に点数稼ぎをされ、日本は「蚊帳の外」に置かれてしまった感だ。そのうちに、国際社会からも見放されかねない。


先日のカキコで外交得意の安倍さん、拉致被害者救出でナイスリカバリー。などとカキコしたが、あれから安倍さんの立ち位置も窮地に追い込まれてきた。政権が揺らいでいたら、北からは足元を見られる。与党は今のピンチを政権立て直しのチャンスに、野党は政権をひっくり返すめったにないチャンスだ。ふがいない野党がんばれ。