ソメイヨシノ


安定した晴天が続く。気温がぐんぐんあがり、3月というのに夏日になったとか。おかげで、四つ池の桜も25日開花宣言したと思ったら、きょう28日には満開宣言だ。名古屋ではきのう観測史上最も早い満開宣言だったそうだ。とにかく、今年の桜は開花日が例年に比べて早い上、満開までのスピードが早い。


去年の日記を調べると、4月5日に一〜三分咲き、7日に三〜四分咲き、10日に満開近しの状態だ。ラジオ深夜便ではきょう28日の誕生日の花がソメイヨシノと伝えていた。花言葉は優れた美人。なるほど、上の写真でわかる。色白でぽっちゃりだ。昔から花といえば桜、桜といえばソメイヨシノと云われるほど、代表的な桜だ。いま日本にある桜の8割がソメイヨシノだそうだ。



ソメイヨシノは、江戸時代末期に江戸染井村の植木屋が、「吉野桜」と称して売り出されたといわれる。日本人の花見の歴史から見れば、まだ200年に満たない桜だ。それ以前は、ヤマザクラが花見の桜として親しまれていた。そして、今に残る数々の歌が詠まれてきた。伊勢物語にある在原業平の歌、


世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし


それは今も同じで桜の咲く頃になると人々は気をもませる。冬の内から桜の開花予想がメディアで報じられ、3月から5月にかけて桜前線が北上するのだ。花見は国民的行事といっても過言でないだろう。誕生日の花が「桜」でなく「ソメイヨシノ」として選ばれたのも、その存在感の大きさを物語っている。



きのうの日記をカキコする時点では佐川証人喚問の結末がわかっていなかった。昨夜からきょうにかけて報道されたのを見聞した感想を一言日記に残しておきたい。


熊さん八っあんの期待は、与野党の政争ではなく、真相究明だ。そのために、国会議員に国政調査権があるのではないか。大阪の拘置所に野党議員が2回にわたってぞろぞろと籠池氏に接見に行って何をしてきたのか?伝家の宝刀、国政調査権がさびついているのでは?


野党としての使命感、責任感が欠けているから、伝家の宝刀の刃もかけて役にたたないのだ。それでは、内閣支持率がいくら下がっても、野党の政党支持率が上がらないのだ。