感謝の気持ち


お盆休みも終わって企業城下町にも日常が戻った。わが家の前の道路も産業道路らしくなったけさの風景。天気はといえば、まさに台風の波状攻撃の様相だ。フックラインを描いてきた12号が先月28日だ。同一ラインを描いて日本に向かっている19号と20号のW台風。わずか20日余りで9個の来襲だ。日記で調べた。去年21号がやってきたのは10月22日。やはり、今年は異常だ。


ラジオ深夜便の伝えるきょうの誕生日の花、きのう19日はナス、きょう20日は千日紅。この時期にナスの花?秋ナスの花だ。ナスは7月頃実をつける。これが夏野菜。一度収穫したナスがまた花を咲かせ、実をつける。わが家でも先日その剪定をした。この2回目のナスが秋ナス。ナスの花は夏と秋に年2回楽しめる。



長持ちする花に百日草とか百日紅サルスベリ)と名付けられるが、それらより10倍ビッグな名前の千日紅。夏から秋まで長い間、丘陵の畑のそこかしこで咲いている。紅色が長いこと色あせないことを象徴してのネーミング。乾燥させてドライフラワーにされることが多い。




3日間行方不明の2歳児を救出したボランティアの尾畠さん「体が元気なうちは世の中のために働きたい」と意気さかんだ。ひとの足を引っ張る人はゴマンといても、困っている人を何とか助けようという真っすぐな人がどれほどいるだろうか。一方では「給食費を払っているのに、なぜ給食を食べるときに“いただきます”を言わなければいけないの」こんな意見が大手を振って叫ばれる時代でもある。色々と考えさせられる。




ウォーキングの途中、横断歩道を渡るとき車が止まってくれると手を挙げて会釈する。無意識に出てくる動作である。
これが逆の立場のとき、つまり自分が車を運転していて横断歩道で止まったとき、小学生くらいまでは手を挙げて大きな声で「ありがとう」というのが聞こえる。中学生以上おとなになるとめったにお目にかからない。そして、われわれの年代になると手を挙げて会釈する人が大半である。


この現象も当然のこと。おとなは歩いて横断歩道を渡るほどヒマはないのだ。そんな分析はどうでもよい。会釈をされると、とても嬉しく感じる。義務や強制ではなく、感謝の気持ちを素直に表すことが当たり前の社会になってほしいものだ。政党のボス選びの選挙のスローガンが「謙虚で正直」「透明 公平 公正」ではそんな社会も程遠いかなぁ。