喉元過ぎれば熱さ忘れる


台風が去り、また「危険な暑さ」ともいえる夏が戻ってきた。ご近所さんウォーキングが夏休み中とあって、お盆前までは早朝の自主ウォーキングに精を出していたが、最近は怠け癖がついて、それも休みがちだ。季節の移ろいを彩る植物たちの画像ネタも不足気味。家の中でゴロゴロと転がっているスケッチブックからネタを拝借することが多くなった。


今週の大きな出来事を振り返ってみると、甲子園の金足農高フィーバーと台風20号に尽きるだろう。この夏の猛暑日続きを省みて、東京五輪が国中の時計の針を2時間進めてまで開催しようとしているのに、高校野球は連日「命に危険な暑さ」というのに、小手先の対策程度で「根性」でほぼ旧来通りの開催だった。



あまり詳しい事はわからないが、タイブレーク制とか給水タイムを設ける程度の小手先の対処療法に過ぎないと思う。長期的な展望による、開催時期・期間とか投手の球数制限とかを設ける時期に来ているのではないだろうか。第四の権力とも云われる報道機関が春も夏も主催者だから困難をともなうことは必至だが。


小手先の対処療法でやってみたら、トラブルはなかった。観客動員数が今年初めて100万人を超した。公立の農業高校が準優勝と健闘した。よかった。よかった。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で抜本的な対策がどこかへ飛んで行ってしまうのではないかと心配だ。