半分青い


日中はどんよりとした天気、夕方から降り出した。NHK朝の連ドラ「半分青い」は今週でおしまいだ。ドラマの舞台が岐阜県の東濃地方の架空の町、東美濃のふくろう商店街だ。恵那市岩村町あたりがロケ地となり、観光ブームになっているようだ。


このブームにあやかってだろうと思うが、岐阜県東濃・可児7市町では地域振興の一環として車の「東美濃ナンバー」を実現しようと7市町の実現協議会が発足して動き出した。今月の初め、多治見の仲間のブログでも、この運動をめぐって熱くなった。クマさんも意見を求められ、下記のようなカキコをした。



1.地域振興、観光振興の訴求力として「東濃」では、なぜだめなのかわかりません。「東美濃」ブームにあやかってと云う理由だけならラベンダーさんのいわれるように一過性だろうね。                                               
2.行政上は「中濃」に入る可児・御嵩をあえて「東美濃」に入れて混乱を招きかねない。廃藩置県後の「東濃」のルーツである御嵩を東濃に呼び戻す狙いがあるかどうか知らないが                                                    
 3.東濃信金東濃鉄道、東濃高校(旧制東濃中学は多治見中学よりずっと歴史がある)「東濃」の名を残せと声を上げたらどうでしょうか

そんな、こんなであえて「東美濃」のネーミングの必要性が見当たりません。 
                    


24日に2回目の住民アンケートの結果が発表され、「東美濃」は断念となった。「東美濃」賛成37%、反対61%、無回答2%だった。多治見のブログでは1700万円の税金を使って無駄なことを非難ごうごうだ。かつては「首都は東京から東濃へ」と「東濃」を一生懸命囃し立てていたのは、一体どうなったの?


諸行無常、全てのものは、今この瞬間も変化し続けている。 人の心も常に変化し続けている。貴乃花親方も相撲協会への告発を取り下げて、誰もが一件落着と思いきや、今回の「引退届」。「東濃」を錦の御旗に首都移転を進めていた東濃地区の政財界のお歴々、「半分青い」のブームに目が眩んで「東美濃」に乗っかってしまった。彼等こそ、半分青い。