目から鱗(うろこ)がおちた

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きょう2月3日は節分。あすは立春で暦の上では季節の変わり目だ。春は年のはじまりであり、季節の変わり目には邪気が生じるという考えから、各所で鬼払いなどの儀式が行われる。クマさんの日記では、やっと画像のアップができるようになった。季節の花も「寒アヤメ」「寒ボケ」の冬から「梅」「ロウバイ」「ムスカリ」の春へと画像での「節分」を試みた。

 

きのうの中日新聞「風来語(かぜきたりてかたる)」欄に主筆小出宣昭氏(この人の講演を昨秋東海学園大学で聞いた)が2月5日の旧正月、中国の春節にちなんで「旧正月えと談義」と題するエッセーを掲載していた。ナールホド、「目からうろこがおちる」思いだったので、その受け売りをカキコした。

 

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十二支の文化は3千年以上の歴史を持つと云われている。本来は植物の生育を12段階で表したものだそうだ。子(ね)は始まりの意味で地中で根っこの芽がでること。次の丑(うし)は糸へんをつければ紐(ひも)になるように根っこが「ひも」のように絡まる意味。

 

生育した樹木は11番目の戌(いぬ)で、草かんむりをつければ茂になるように、葉が生い茂り、やがて枯れて12番目の亥になる。木へんをつけると核で、タネの意味である。こうした植物の循環が動物に変わったのは2千年ほど前の漢代らしい。

 

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動物の性質と、その年に生まれた人の雰囲気が奇妙に一致することから、今や欧米でも根強い人気があるという。ウシ年は英語でバファロー(野牛)と訳され、英国の新聞は「この年に生まれた人は重い荷物を黙々と引き続け、固い信念の持ち主」と紹介、その例にナポレオン、ネール、鉄の女サッチャーを挙げていた。

 

この手法で現代人を調べてみたら、美智子皇后は献身的なイヌ年で納得だが、トランプ大統領もイヌ年。こちらは「猛犬に注意」か。習近平主席はヘビで「一蛇(だ)象を呑む」から猛犬も呑まれかねない。プーチン大統領タツ。竜は皇帝の象徴だが、ノドに逆さの鱗(うろこ)があり、ウマ年の安倍さんも「逆鱗(げきりん)に触れない」ようご用心。

 

クマさんは「目から鱗(うろこ)がおちた。