フン害、権力や法以前に己の問題

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全天うす雲に覆われた空からは終日鈍い日差しに肌を刺すような冷たい風だ。そんな中でも、グラウンドゴルフに興じる老人パワー見上げたもんだ。バレンタインデーのチョコを目当てに男どもが大勢集まったのか、いつになく参加者の多かった今日の例会だ。

 

きょう2月14日の誕生日の花はサンシュユラジオ深夜便が伝える。この花もマンサクと同様丘陵尾根筋の畑で同じころの時季に見かける。秋に赤い実がなる。グミだ。これは見かけたことがない。おそらく、鳥の方が早く失敬しているだろう。

 

梅の花の香りの頃、葉の出る前に黄色の小さな花をたくさんつける。早春を代表する花木のひとつ。「庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけて」が歌いだしの宮崎県の民謡『ひえつき節』で歌われるさんしゅゆの木とはこの木のこと。

 

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 わが街三好丘緑は昨年平成30年1年間で犯罪被害に遭ったのは1件だけだった。先月1月もゼロだった。昨年6月以降ゼロが続いている。朝のグラウンドゴルフ中にも話題になった。10年前は遊歩道や市街地をウォーキングしていて、犬の糞やらゴミのポイ捨てをよく見かけた。

 

最近見かけるのは、故意に捨てたのではなく、うっかり落としたマスクと片手の手袋くらいだ。街の清潔さと犯罪率。これは相関関係があり、ひとつの犯罪理論にもなっている。かつてはわが街も年間34件の犯罪被害に遭った年がある。7.8年前のことだ。

 

先月のこと。多治見では街に犬の糞が多いので、市の条例を見直すよう請願を出す。諸君の街の状況を聞かせてくれと仲間のブログで呼びかけがあった。千葉県柏市在住のG君はフン害の騒ぎが何年か前にあったが、自治会の問題として取り上げ、今はうまく行っている。警察や条例で取り締まる問題でもないとカキコしていた。

 

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クマさんは三好丘の状況を伝えた。10年前にはゴミのポイ捨て、フン害が甚だしく犯罪被害の件数も最高年間34件。住民リーダーの声掛けで街角ギャラリー(上の画像)や啓発紙の配布、パトロールなどの地道な活動で今では前述のような状況になった。

 

全国レベルで犯罪件数が減っている傾向にあるというものの、ゴミのポイ捨てやフン害のない清潔な街が犯罪をなくすという「割れ窓理論」(窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論)の効果もあるといえる。

 

この種の問題は権力や法に訴える前に住民が自分たちの問題として取り組むように仕向けることが肝心でないだろうか。そんなカキコをした。