ひよ鳥あれこれ

f:id:mikawakinta63:20190319125716j:plain

鈍い日差しながら風もなく、桜の開花を誘い出しているような陽気の一日になった。きょう3月19日の誕生日の花はシダレザクララジオ深夜便が伝える。この地方でシダレザクラが有名なのは東谷山フルーツパークだろう。ウォーキングコース沿道ではあざぶの丘東口のロータリーの植え込みのものだろう。

f:id:mikawakinta63:20190319133423j:plain
f:id:mikawakinta63:20190319133446j:plain

 

開花時期は一重咲きは3月下旬(あざぶの丘のものが該当)ソメイヨシノに先駆けて咲く。八重咲きは4月上旬(東谷山のものが該当)ソメイヨシノの後だ。長い枝を垂れ下げ、その先端にたくさん花をつける。

 

その花の美しさから、帯の巻き方にしだれ桜むす帯というものもあり、古くから日本人に親しまれてきた。寿命が長く、樹齢1000年を超えている立派な老木となっているものもあるそうだ。

f:id:mikawakinta63:20190319135817j:plain
f:id:mikawakinta63:20190319135846j:plain

庭にやってくる鳥も、柿やみかんをえさ台に載せていた2月の初め頃までは、メジロもいたが、この時季になるとひよ鳥と雀ばかりだ。パレットに入れた米ぬかに群がってやってくる。

 

ひよ鳥は家庭菜園のブロッコリーの葉を集団で食い荒らしたりして、近所の評判は悪い。畑をやっていない人たちからは「ヒヨヒヨ」という鳴き声が自己紹介をしているようだと評判がいい。渡鳥という人もあれば留鳥という人もある。そこで、その素性を調べてみた。

 

この鳥、日本以外での生息は数少なく、ほぼ日本固有の鳥。日本各地の森林や里山に生息、最近は都市部にも生息域を広げている。北海道など寒冷地に住むひよ鳥は10.11月になると国内の暖かい地方へ渡る。果実や花の蜜などのエサを好む。

f:id:mikawakinta63:20190319144322j:plain

 

大きい動物には警戒心が強いものの、小さい鳥などにつつくなど気が強い面を見せる。庭で観察すると、山茶花や椿の蜜を吸っていることが多い。米ぬかもガツガツ食べている。雀が米ぬかのパレットにいるときも、威嚇して追い払い独り占めしている。

 

真冬の寒い時のひよ鳥は、太って見える。そして風貌が違う。ネットで調べたら、鳥は寒さ対策で羽を膨らませて体温が逃げるのを防いでいるそうだ。そういえば、2月に撮ったヒヨドリは首をうずめるように、ふくらんだ羽の中に引っ込ませている。どう見ても、3月に撮ったひよ鳥と違う個体ではあるが、ヒヨドリらしい風貌でないのだ。

 

   ひよ鳥はかなしからずや庭畑のギャングとさえ人は言いぬる