米中貿易戦争に思う

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きのうの日曜、ほゞ1週間ぶりにウォーキングのレギュラーコースを歩いた。季節の移ろいとともに野の景色が随分と変化しているのに驚かされた。田植が終わった田んぼ、丘陵尾根筋の土手の紫陽花が色づき始めている。舟ヶ峪池の睡蓮が咲き始めている。10年以上前から通っている道なのに初めて見る名前を知らない白い花や紫の花。

 

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんに叱られそうだ。それというのも、日記の更新が週3日になったことからの緊張感の緩みと、先週は地域の行事が目白押しでレギュラーコースのウォーキングが一度も出来なかったことのせいだろう。

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先週のビッグニュースは米中貿易戦争に終始した感がある。思えば中国もこの10年位の間に世界での存在感はめざましいものがある。20数年前に上海へ訪れた時には街には自転車と夜でも車内灯を点けない満員すし詰めトロリーバスがあふれていた。              

 

12年前2007年に訪れた時には、自転車がバイクにとって代わり、夜でも車内灯を点けないトロリーバスは夜には車内灯を点灯しているバスに代わっていた。ガイドによればマイカーはまだ高嶺の花の存在だった。

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ところが、今や中国のIT企業ファーウェイは世界の通信機器市場の約30%を支配しているという。、このままファーウェイが勝ち続ければ中国政府が世界の通信網を支配でき、いくらでもスパイ行為や知的財産の侵害を行えるようになるとトランプ政権が警戒感を抱くほどの存在感を世界に示す国になっている。

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この中国、6月4日の天安門事件から30年の節目をきっかけに8億人に上るネット利用者に対する情報管理を一段と強化しているそうだ。民主化運動や少数民族問題には過敏になっている。それというのも、米中貿易戦争の影響が中国経済に波及しているだけに、住民の不安や不満などが噴出しかねないとの危機感があるからだろう。

 

人口14億の超大国が改革開放経済によって超格差社会になり、その不満を爆発させないために超情報管理やら超人権無視の社会になってしまった。そんな中での対米貿易戦争。超メンツ至上主義のこの国、ウルトラCの隠し兵器でもあるだろうか。