「ユーが打たなきゃ誰が打つ」

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台風5号の接近が梅雨明けを遅らせているようだ。いつまでもうっとおしい日が続く。気温と犯罪の発生率には関連性があると聞いたことがある。不順な天候が、異常な犯行を誘発するだろうか。埼玉県では就寝中の男子高校生が侵入してきた男に首を切られ、ケガをした。東京では、路上で男性が、男に傘のようなもので突かれ片目を失明した事件が起きている。

 

東でそんな事件が起きたかと思えば、きのうは西で、京都でアニメスタジオで放火事件。33人の死者を出した大参事だ。国内だけでなく各国からアニメ作品ゆかりの場所を訪ねる「聖地巡礼」の人波が絶えない。きょうのテレビで報じられていた。多くの人々が工房に花束を手向けていた。悲しい聖地が出来てしまった感だ。

 

今週の月曜15日の誕生日の花はネムノキとラジオ深夜便が伝えていた。三好丘のウォーキングコース沿道にネムノキはあるが、この花は日光を求めて高いところに咲くので、歩きながらではチラっと見える程度だ。緑化センターの「季節の花めぐり」では毎年今頃お目にかかれる。3mも4mもある木の上の方の日当たりのよいところで咲く花で、写真を撮るのに苦労する。

 

 化粧用のハケに似た紅色の花を咲かせる。夜になるとゆっくりと自分で閉じる。それがまるで眠るようなので「眠りの木」、それが転じて「ねむの木」に変化していった。   豆科ネムノキ。

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中日ドラゴンズの応援団が選手を「おまえ」と呼ぶ応援歌を自粛したことが話題だ。問題になっているのはドラゴンズ応援団がチャンスの場面で使ってきた応援歌「サウスポー」。ピンクレディーの代表曲の替え歌だ。

 

歌詞の「おまえが打たなきゃ誰が打つ」とのフレーズに、球団が「選手に失礼。子どもが使うのも教育上、良くない」と自粛を求めた。与田監督は「名前で呼んでほしいという趣旨」と説明し、応援団は今月1日、自粛を発表した。

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ファンの反応はどうだろう?メディアで報道されるのも見聞きしたこともないが、大方のところはこうではないだろうか。「親しみを込めて選手を励ましているのに・・・」派と「そもそも誰も打たないから」派に分かれるのではないか。

 

こうした話題をよそにドラゴンズの成績は目下8連勝中。5位から同率2位に躍り出た。勝負の世界は白星が汚れ物をすべて流してくれる。上位争いをしていたら、この話題もいつの間にか忘れられて行くだろう。安倍一強内閣でもりかけ問題がいつのまにか忘れ去らようとしているのと同じように。

 

それでも「おまえ」が子どもの教育上よくないという向きには先日旅立たれたエンタメ界のゴッドファーザー、ジャニ―喜多川氏流で行くことを提案したい。「ユーが打たなきゃ誰が打つ」。日本語は複雑だが英語はユー一発で誰からも文句が出ない。