カスタムメイド人生にエール

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5月の大型連休明けから続いていた4時台の夜明けの時間。気がつけばけさは5時4分だ。それもそのはず、今週の木曜8日は、もう立秋だ。レギュラーメンバーでのウォーキングは今月は夏休み。そこで、日の出直後の涼しい内に単独早朝ウォーキングをしている。

 

 生き物の世界で夜行性の昆虫が活動すれば、それらに花粉を運んでもらうために夜咲く花もある。自然の摂理だ。夜明けとともにウォーキングすると、夜間営業して店じまいしたカラスウリや、まだ営業中の顔を見せている、オシロイバナ、マツヨイ草にお目にかかる。わが家の庭でもサボテンが営業中の顔だ。そんなことを考えながら歩いていると、次々と空想が広がってくる。

 

 夜咲く花は色や形のちがいを月明かりだけではアピールできない。その代わりに、香りでアピールしている。今月中旬頃から咲き出すクサギなどが代表例だ。カラスウリも香りより、あの神秘的なレース模様の方が有名だ。オシロイバナのように、夕方に活動する昆虫に対しては、赤、白、黄など多彩な色でアピールし、夜行性の昆虫には芳香でアピールする器用な花もある。

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 同じ花でも「火事と喧嘩は江戸の華」「喧嘩に花が咲く」といった言い回しで、まわりを巻き込んでワイワイ盛り上がる「喧嘩の花」はいただけない。日韓の喧嘩が連日報道されている。                      

 

 韓国を優遇しないとはけしからんと反発されても、「盗人猛々しい」なんて大統領から、こんな言葉を発せられて、どこに優遇する理由が見つけられようか。任期5年の韓国大統領、あと3年後の任期満了まで待つ。これしか喧嘩の出口は見つからないかもしれない。

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3年ほど前のちょうど今頃、暑いさなかに会社の後輩が坊主頭で訪ねてきた。彼、リタイヤーして地元の寺の檀家総代をして寺の住職と懇意にしていたら仏教に興味を持つようになったという。そこで一念発起、名古屋の仏教系大学に学士入学して今は半世紀ぶりに再び学生をしているという。坊主頭のわけがわかった。

 

さらに彼は続けた。人の道を説くのに仏教の世界しか知らない僧侶とは異なった視点からの人の道を説いてみたい。40年サラリーマンとして世間の修羅場をくぐってきたことをベースに仏教を勉強してユニークな人の道を説いてみたい。これが自分の第二の人生だと思っている。

 

リタイヤー後は自由が満ち溢れている。会社からも自由、家族からも自由、時間も自由。これまでの人生がレディメイドなら、第二の人生はカスタムメイドだ。”もの”が巷に溢れているこの時代、こういう時こそ”こころ”が必要とされている。彼はいい選択をした。彼のカスタムメイド人生にエールをおくりたい。