AIに監視されて思った

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随分と人騒がせな秋雨前線だ。経験をしたことのないような大雨を降らせた地域もあれば、いつまでも不安定な天気が続く地域がある。幸いこの地域は後者の方だが、うんざりするような日が続く。きょう8月30日の誕生日の花はキツネノカミソリラジオ深夜便が伝える。この花の自生地が近郊にあって、毎年8月中旬過ぎになると新聞の地方版に写真入りで載ったり、テレビのローカルニュースで放映されることが多い。

 

足助の奥、稲武の道の駅「どんぐりの里」から茶臼山方面へ約10分。長野県との県境に近い。路側帯に駐車。登山口から歩くこと600m約20分。大栗山の一角一帯にオオキツネノカミソリの自生地がある。6年前の2013年の今頃見物に行ったことがある。その時の写真だ。

 

ケヤキの大木が林立する山腹にうすいオレンジ色のじゅうたんを敷き詰めたような光景が目に飛び込んでくる。木漏れ日の光の帯がまぶしい。そもそもこのオオキツネノカミソリと云う花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の花でヒガンバナにそっくりだ。花弁の色はヒガンバナが濃いオレンジ色、こちらは薄いオレンジ色。両者とも扱い方によっては有毒。キツネの出るような薄暗い場所に咲き、葉がカミソリに似ていることからのネーミング。この大栗山は国内最大級の自生地と云われている。

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山腹の避難小屋の前に案内板がある。こんな記述だ。「今から120年ほど前、稲橋(稲武)の八幡神社を建設するとき、諏訪大社からいただいたケヤキ130本を大栗山の一画に植えた。それがケヤキの森となった。大栗山一帯には、大勢の木地師が住みつきオオキツネノカミソリを薬草として栽培していた。木地師たちが移住した後にもケヤキの森の中にオオキツネノカミソリはひっそりと生き続け、きれいな花を咲かせている。」

 

キツネノカミソリオオキツネノカミソリの違いは、基本種は前者、後者は変種で花の大きさの違い。読んで字のごとく、後者は花がビッグだそうだ。色、形が特別美しいものでもないのにもてはやされるのはどういうわけだろう? 同種ながらヒガンバナほどポピュラーでなく希少性、しかも自生群生している。大栗山が国内最大級の自生地。 名前が大仰で、どんな花が咲くか見てみたくなる。そんなところだろう。

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きょうから韓国で始まるU―18W杯(18歳以下の者で競う野球のワールドカップ)に臨む高校日本代表に昨近の日韓関係に配慮してかと思うが、日の丸のロゴなどが入ったポロシャツを着用させず、無地のものに変更して、現地入りさせたことが話題になっている。国の代表としての誇りをどう思っているか、高野連の体質を示したということではないだろうか。

 

高野連は春と夏の甲子園高校野球を主催する毎日・朝日両新聞から役員を送り出し組織を仕切っていると云われている。日の丸・君が代に対してアレルギーのある両新聞の思想が反映された措置だと思うのは、クマさんの穿ち過ぎか?

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10月に国内旅行に行こうとして、パソコンの旅行エージェントのサイトでそのコースの予約状況を調べた。すると、どうだ。こちらが頼みもしないのに、その後幾日間にも渡ってパソコンを開く度に、そのコースやらよく似たコースの宣伝が、いやというほど飛び出してくる。

 

人工知能(AI)に自分の心の中まで監視されているようで、なんだか気味が悪い。AIを利用して、このように人の心を読んでいくことの延長線上に、商品化され売り出されて政府の個人情報保護委員会から是正勧告が出された「「就職内定辞退予測」があるだろう。

 

個々の就活生には事実上無断で、サイトの閲覧状況をAIで分析して辞退率を割り出したという。就活生を勝手に5段階に分けていたそうだから、人生を左右しかねない話だ。お隣の一党独裁国家だったら、おそらく日常茶飯事でこんなことが行われているのではないだろうか。民主主義国家の日本でこんなことが横行しては恐ろしい。