香港問題に思う

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グラウンドゴルフのホームグランド、桜公園の多目的グランドのフィールドには赤トンボが飛び交い、空を見上げれば、不安定な天気ながらも時折高い秋の空の顔をのぞかせる季節になった。とはいえ、残暑厳しく、きのう多治見は真夏日で、全国最高気温35.3度を記録したとニュースで伝えていた。

 

きょう9月4日の誕生日の花はレンゲショウマとラジオ深夜便が伝えていた。解説によると、キンポウゲ科多年草。花は神秘的で、「森の妖精」とも言われている。花がハスに、葉がサラシナショウマ晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうだ。どんな花かネットで調べると、確かに魅力的な花のようだ。、

 

この花の葉が似ていると云われるサラシナショウマも「秋を告げる白」としてメディアで取り上げられることが多い。10年前の9月1日に生涯学習講座で伊吹山に行き、観察して来た。長さが20~30cmで太くて長い花穂が林立して遊歩道の山腹を白く染めている。この花穂、一升びんを洗うブラシに似ている。

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気象衛星スパコンのおかげで、気象の予測は精度が上がって来たが、外交の世界だけは熊さん八っあんにはまったく予測がつかない。日韓問題、米中貿易戦争、香港問題、英国のEU離脱問題と目白押しだ。

 

どの問題にしても、共通して言えることは観光業などの経済への影響が深刻化するだけでなく、デモ賛否で社会の二分化が進み双方の対立の激化が留まる事を知らない段階に来ているのが現状ではないだろうか。

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特に香港問題では、一党独裁国家の体制の維持、メンツの維持のためにはなりふり構わぬ行動に出る中国の恐ろしさを改めて思い知らされている。キャセイ航空のCEOを辞任させることを手始めに、乗務員らのスマホをしらべ、政府に批判的な内容の有無のチェックをして人権もなにもあったものではない。社内は恐怖に支配されているという。

 

最近では、香港を中国とは別の国であるように表記したTシャツなどを販売したとして、8月に高級ブランドの「ヴェルサーチ」「コーチ」「ジバンシィ」が相次いで大々的な謝罪に追い込まれたという。

 

二世代同居の家で玄関まで別々にしたから、家風に関する干渉はしてくれるなという若夫婦。親は親で、日常生活は別々でも○○家の跡取りとして、家としての節目節目の行事や家風は継いでもらう。と主張。中国と香港はこうした状況に似ているのではないかと思う。いずれにせよ、10月1日が中国建国70周年の大きな節目。そんな目出度い時に香港での騒ぎを世界に発信されたら、中国政府のメンツが立たない。10月1日がターニングポイントになるだろう。「今日香港 明日台湾 明後日沖縄」とならんことを祈る。