そろそろ補聴器か!?

f:id:mikawakinta63:20190923153630j:plain       お彼岸台風17号の直撃からそれたこの地方、午後から日差しが出てきた。ラジオ深夜便によるときょう9月23日の誕生日の花は彼岸花だという。そのヒガンバナの名所豊田・宮上の逢妻女川の約450mにわたる両岸堤防の景色を毎年この時期の日記にアップして来た。

 

 地元の保存会が毎年苗を増やし、今年は150万本以上が深紅のじゅうたんを敷き詰めたように堤防を彩っていることを期待して出かけた。ところが、堤防は一面緑一色。人っ子ひとりいない。アクシデントでもあったのか?やむを得ず2016~2017年の画像をアップ。

 

 ネットで調べてみると、このヒガンバナっていう花は毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい花だ。有毒であるからなのか、昔はシビトバナ、ユウレイバナ、キツネノシリヌグイなど不吉な別名が多い。一節には、その毒を嫌ってモグラやネズミが田の畦道や墓の死体に近づかないために植えられたとか。

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しかし、最近では美意識の変化のせいか素直にヒガンバナの美しさを認め、いち早く季節を伝える花として、メディアをにぎわす花となっており、趣味・園芸の対象として広く普及している。登場する呼び名は「曼珠沙華」と「彼岸花」だけのようだ。曼珠沙華マンジュシャゲ)はサンスクリット語で「赤い花・天上の花」の意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ているそうだ。

 

 昔シビトバナ、ユウレイバナ、今天上の花。同じ花でも時代が変われば、その評価は天と地ほどの差がある。不思議な花だ。ヒガンバナ花言葉のひとつに「転生」(生あるものが死後に生まれ変わること)があるのも頷ける。

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1年くらい前から耳の聞こえが悪いのが気にかかっていた。最近になって、それが加速したような気がする。他人と話をしていても聞き返すが多くなった。そろそろ、補聴器のお世話になる時期が来たかなと覚悟の昨今だ。

 

そんな折先週のNHKラジオ、マイ朝の「健康ライフ」の時間で“加齢性難聴”について専門医が話をしていた。75歳以上では7割が加齢性難聴の症状があること。「加藤」「佐藤」の聞き分けが出来ないのは難聴の第一歩。補聴器は補聴器相談医を診断を受けてから。そんな話をしていた。

 

土曜の朝日新聞の土曜版では「耳チェックのすすめ」と題してシニアの難聴は認知症リスクについての記述があった。耳あかを掃除しないと難聴の原因にもなるし、認知機能の低下が進むこと。視力が落ちれば眼鏡をかける。同じように補聴器を使う。そんなことだった。

 

メディアの情報が補聴器をつける気を後押ししてくれたが、その動機は情報にあるような難しい理屈ではなく、単に家族や友人知人との会話を楽しみたいということに過ぎない。