文化の日あれこれ

f:id:mikawakinta63:20191104144027j:plain
f:id:mikawakinta63:20191104152854j:plain

気象予報士さんのいうとおり、11月4日は晴れの確率が1年365日中一番だ。爽やかな秋晴れが広がった3連休最終日。今週の金曜8日が「立冬」ともなれば、四つ池越しに吹き上げて来る風にもそぞろ寒さを感じる季節になった。

 きのう11月3日は文化の日。晴れる確率の高い特異日と昔から云われていた。朝のニュースに時間に気象予報士のおじさんが伝えていた。30年間のデータを調べた結果、1年の内で晴れの確率の一番高い日は11月4日で、11月3日は39番目だそうだ。きのうは午前は晴れ午後くもりだった。

 ちなみに、みよしでの10年間(2010~2019年)の文化の日の天気を日記で調べた。雨降りは2013年、くもりは2011年、晴れ後曇りは2019年であとはどの年も晴れ。7割は晴れだ。晴れ確率1位の11月4日は何%か聞きそびれた。いずれにせよ、この11月の初めというのは暑くもなし、寒くもなしで晴れの確率が7割以上の過ごしやすい日が続く。

f:id:mikawakinta63:20191104150632j:plain
f:id:mikawakinta63:20191104150653j:plain

子どもの頃、おとな同士の会話で「文化の日」のことを「明治節」と云っているのをよく耳にした。明治天皇の誕生日だということは、ずっと後になって知った。そして、日本国憲法が昭和21年11月3日に公布され、半年後の22年5月3日から施行されたことも併せて知った。明治天皇の誕生日に新憲法を公布した意図は「現人神(あらひとがみ)」が「人間宣言」したことにあると思うが、クマさんにはよくわからない。

 2018年は明治維新から150年の節目にあたることから、これに合わせて11月3日の「文化の日」を「明治の日」に改称を求める署名が数年前から始まり100万人に達したという。しかし、機を逸した感がしないでもない。       

 今年も10月の半ば頃からメディアも小さく取り上げてていた。まして、憲法改正を目論んでいる与党も国民に戦前回帰をめざすような印象を与えることを危惧して自重しているのではないだろうか。

 

高校の英語の時間にこんなことを習った。「農業」を英語では(Aguricuture=アグリカルチャー)。この英単語の語源は ラテン語の(Agri=畑)と(Culture=耕す)の合成語。また、(Culture=カルチャー)は「文化」としての意味でも一般的。と。

 きのうの「文化の日」、皇居では文化勲章の授与式が行われ、地元みよしの市民センターでは菊花展が開かれているなど、文化の薫り高い日だった。クマさんにあっては、朝から家庭菜園で畑を耕し、しょうがとにんにくの植え付けに精を出した。これも、文化の日に相応しいアグリカルチャーだ。

f:id:mikawakinta63:20191104151142j:plain
f:id:mikawakinta63:20191104151204j:plain

ラジオ深夜便によれば、きのう11月3日の誕生日の花はキクだった。なぜか、この日には菊の花が似合う。各所で菊花展が開かれていることもあるだろう。今の憲法が公布された日が11月3日で、憲法の表紙には皇室の御紋である菊の御紋がついていることもあるだろう。

 「菊」の漢字は「散らばった米を1ヶ所に集める」の意で、菊の花弁を米に見立てたものだそうだ。 漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられたという。菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。(日本の国花は、この菊と桜の2つ)

 桜といえば桜のジャージのラグビーW杯の日本代表のベスト8進出を初めとして、大会期間中自然災害が頻発の中で、数々の明るい話題を提供してくれた。観客動員数、大会運営面、訪日客のもてなしなど、主催者側から最大の讃辞を贈られた。

 ウルグァイの選手が飲み屋で暴れたことは、まぁ目をつぶってもいいが、土曜日の決勝戦で負けたイングランドの選手が表彰式でメダルを首に掛けるのを拒んだり、すぐに外したりした態度は「潔く負けを受け入れていない」などと批判の声が上がっても当然だろう。「終わりよければすべてよし」というが最後にミソをつけた.