ベネチアの「自然との力くらべ」

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 木の葉を吹き散らし、グラウンドゴルフに興ずるじじばばの帽子を吹き飛ばす北よりの冷たい強風のきのう、きょう。本格的な木枯しの季節だ。きのう11月19日の誕生日の花はムラサキシキブラジオ深夜便が伝えていた。

 このムラサキシキブ、三好丘に越してきて初めてその存在を知った。この時期の誕生日の花だが、この地では9月の初め頃から丘陵の土手で紫色の実の清楚な美しさが目立つ花木だ。6月頃に花が咲くそうだが、あまり目立たなく気がつかない。                               

 名前の由来は実の美しさを平安の美女紫式部に例えた説と紫色の実をびっしりつけることから紫敷き実(むらさきしきみ)と呼ばれていたものが、 いつのころからか紫式部を連想させて「紫式部」となっていった、との説があるそうだ。

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1週間ほど前の朝の民放ラジオで、近いうちに大物俳優が薬物で捜査、逮捕されるとパーソナリティーが伝えていた。図星だ。鳩山元総理が彼のツイッターで、今回の彼女の逮捕は政権のスキャンダル隠しだと、つぶやいていたそうだが、宇宙人もときには図星だ。

 

NHK大河ドラマ、今年の「いだてん」は薬物使用のピエール滝に代役を起用する羽目に、来年の「麒麟(きりん)がくる」に出演する沢尻エリカが薬物所持で今般逮捕された。もうこうなったら、芸能界は出演者に薬物検査となるかもしれない。スポーツの世界はドーピング検査、大臣登用者は身体検査。「名もなく、貧しく、美しく」生きてる我らには何ら関係ないが・・・。

 

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おとといの日記で「自然との力くらべには限界」と題して大学の先生が新聞に寄稿された文を引用してカキコをしたが、その後ネットの動画でベネチアの洪水の様子を見た。大変な様子だ。

 ベネチアへは2013年春ツアーでバス、2014年秋列車利用でミラノから入った。街中に脚立が並んでその上にところどころで板が渡してあった。ガイドの説明では満潮で浸水することがしばしばあり、そのときには板の上を歩くとのことだ。

ベネチアは、百以上の小島が数百の橋や運河でつながれた水上都市で、ユネスコ世界遺産にも登録されている。今月の12日には町の85%以上が浸水したそうだ。原因は、満潮と南風と低気圧が重なることで潟内の水量が増えたことだそうだ。

 ベネチアの洪水は年々増加している。その理由は、温暖化による海面水位の上昇と、地下水のくみ上げ過ぎやプレートの沈み込みによる地盤沈下といわれている。100年ほどの間に海面水位が約30cm上がっているそうだ。 イタリア政府は、水路に可動式のゲートを設置して、海水の浸入を防ぐ工事を開始以来10数年かかっているが、いまだ完成には至っていない。画像にあるような惨状だ。

 ベネチアの「自然との力くらべ」、どんな展開となるなろうか?