憤懣(ふんまん)

mikawakinta632008-05-22

後期高齢者医療制度」と「四川大地震」で近頃のニュースは持ちきりだが、これらのことで”いっぺん云わんと気がおさまらん”ことがある。きのうの「小満」に対し、きょうは「憤懣(ふんまん)」やるかたない思いである。


● 後期高齢者医療制度

マスコミは75歳以上の人がすべて被害者のように煽り立てているが、サラリーマンの扶養家族以外はいままでも保険料を払っている。そして必ずしも個々の負担が増えるわけではない。保険料が上がった人の声だけが声高に報道されている。
年金からの天引きだって、その方が支払いの手間が省け、収納率があがる。悪い面ばかりでない。


マスコミは2年前に法律が可決されたときは何もいわず、今になって政府が2年間何もしてこなかったと非難しているがマスコミも野党もその間一体何をしてきたかといいたい。
政府の説明不足は否定できない。また弱者への配慮は当然である。世界に誇れる国民皆保険の制度が政争の具にされて破綻しないことを祈るばかりである。


● 四川大地震

東アジアの大国のメンツにかけて外国から支援を断ったのか原子力施設の極秘事項がバレるのを懸念して断ったのか知らないが、最初から素直に”お願いします”と云っておけば助かった人はもっと大勢いただろう。
国家のメンツと原子力によって命を落とした人が随分といるのではないか。

      

<今日の一枚>

三好丘ふながや公園の一角の植え込みに”掃き溜めの鶴”とも形容できるような、ぱぁ〜と明るい可憐な花。
名前は知らない。美しいものは美しい。