3位と4位の間の距離

mikawakinta632010-02-17


真冬に逆戻りしたような寒い一日。新聞、テレビはもちろん悠学カレッジでの雑談でも五輪の話でもちきりだ。スピードスケート男子500mの銀・銅メダル獲得だ。バンクーバー五輪が開幕してきょうでまだ5日目だが、この5日間で”順位の非常さ”をつくづく感じた。


ふたりのメダリスト、銀の長島、銅の加藤はライバル同士。加藤選手は「二人がメダルを取れたことは日本にとって良かったけれど、金メダルじゃなきゃ」とあくまで勝負はついてないと言いたげだった。と新聞は報じている。4年後に金を取る目標が残って良かったと言えるだろう。メダルに手の届かなかった選手からすれば羨ましい発言だろう。


一方、スキーモーグル4位の上村選手の「なんでこんなに一段一段だろう」の言葉が4年毎の舞台でいつもメダルが逃げて行く悔しさを表している。フィギァアスケートペアで4位に終わった川口組、五輪のために日本国籍を捨てロシア国籍に変えて8年の川口選手。夢を乗せた五輪はほろ苦かった。


スピードスケートで3位だった加藤選手の発言、モーグルで4位の上村選手やフィギァスケートペア4位の川口選手の心境を察すると3位と4位の間の非情な距離を改めて思う。



<きょうの一枚> 寒さに震えあがる白梅  2月17日  自宅

金メダルを取るつもりでトップを切って咲いた白梅、四つ池から吹き上げてくる寒風に震え上がっている。金が取れなかったなら、後は二束三文と銀も銅も咲くのをためらっているようだ。