人生二度あれば
昨夜は「三好いいじゃんまつり」。踊りに参加する老人クラブのメンバーのカメラマンとして出かけた。老人クラブの”いきいき寿連”はグランプリに輝いた。老人パワーの面目躍如と言ったところだ。帰りの車中、井上陽水の歌の一節がふと頭をよぎった。
♪♪ 夏が過ぎ 風あざみ だれの憧れにさまよう
・・・・・・ ・・・・・・・
夏祭り 宵かがり 胸の高鳴りに合わせて
8月は夢花火 私の心は夢もよう
この題名が思い出せない。帰宅してネット検索で「少年時代」とわかった。その際、陽水のこんな歌があるのを知った。
人生が二度あれば
♪♪ 母は今年9月で64 子供だけのために 年とった
(中略)
そんな母を見ていると 人生がだれのためにあるのか わからない
子供を育て 家族のために年老いた母
最近の所在不明の高齢者の実態が次々に明るみになってくることにこの歌が重なり、何ともやるせない気持ちにさせられる。
子供たちをちゃんと育てることが母の幸せだったろうに、弔いもされずに白骨化しても、なお自分の年金にすがりついている子供のために書類の上で生き続ける母。親子、兄弟、家族の絆は一体どこへ行ってしまったのか?こんな母に人生をリセットさせてあげたい。