みよしの生き物写真展


1月も半ばを過ぎたと云うのに、今年に入ってはじめての雨。昨夜から降り始め午前中降り続いて、午後には日差しも出てきた。東京では6cmも雪が積もったとか。


クマさんの日記にも時々コメントを寄せていただく三好丘在住の「いきともじいさん」が、みよしの生き物撮影20年を節目にその集大成を一挙に公開する写真展を市の文化センターサンアートで週末の3日間開かれた。土曜の午後ということもあって盛況だった。




彼は三好丘に越して来て20年になる自分と同世代人。生き物撮影をはじめたきっかけは近所で見かけたカワセミに魅せられてとのことだ。彼が単なる趣味のカメラマンとちがうのは、境川やその周辺に生息する小動物や草花などの撮影を通じてみよしの自然環境の変化や環境保全の大切さを訴える活動を続けておられることだ。


市内の小学校や公民館など20ヶ所以上に定期的に環境保全を訴える手作りの写真ポスターを作っていて、それが83号にのぼる。講演活動もされている。生涯学習講座で講演を聴いたこともある。彼の魅力はいわゆる”プロの活動家”ではなく、あくまで”アマチュア―の延長線上”であって謙虚なことだ。みよし市内にこだわり、同じテーマ、対象を追い続けているのは彼しかいないからそれだけに説得力がある。




文化センターのレセプションホールを3つのゾーンに分けて展示している。「第1ゾーン・生き物はみな仲間」「第2ゾーン・貴重な生き物」「第3ゾーン環境悪化と不要な生き物(外来種)」きょうの日記の写真は第2ゾーンの貴重な生き物のコーナーからの抜粋。ホンドギツネはウチから徒歩5分ほどのウォーキングコースから少し外れた場所。リスは三好ヶ丘駅のすぐ脇の山の中。


日常の生活圏にこうした貴重な小動物が生息していることがわかったからには、われわれの手でこの環境を保全して行くのが義務だろう。だって、小動物たちが棲みにくい環境はわれわれ人間にとっても悪い環境だから。そんなことを痛感した。都会との距離がほどほどで、これだけの自然環境。「いつまでも あると思うな この自然」