焚き火 今・昔

mikawakinta632006-11-09

きのう、きょうの朝の寒さだと焚き火が恋しくなる。 街の子育ちの「焚き火」風景は、 ♪垣根の垣根の曲がり角・・・
の歌の情景とはちょっと違っていた。
通学時間の少し前になると商店街の道路脇で「炭俵」や「縄」の焚き火で暖をとり学校へ行ったもんだ。


近所のおじさん、おばさんたちも一緒で「子供が火遊びをすると寝小便をする」とか「夜、口笛を吹くとサーカスにさらわれる」などと教えられたものだ。


今から思えば、「焚き火」や「夕涼み」での近所のおじさん、おばさんたちと子供のコミニケーションは、家庭での躾もさることながら地域ぐるみの子育ての場であったような気がする。
現在の、幼児の公園デビューや子供みこしとは何か異質のものを感じる。


数年前のこと。隣の夫婦と近所の空き地で落ち葉を焚いて家庭菜園でとれたサツマイモを近所の子供たちに食べさせてやろうと焚き火をはじめた。
すると、近所の若い奥さん連中がやってきて「煙が洗濯物を汚す」「環境に悪い」とおっしゃる。


半世紀も経ったから世の中変わるのも当然か!それにしても、豊かになり便利になったのと引き換えに殺伐として味気なく、潤いのない世の中になったような気がする。