気持ちが吹っ切れた

11時から5時まで豊田文化会館で「豊田七州をどり」。老人会のメンバーのひとりがこれに出演するということで、会員がこぞって応援に行くことになった。役員が率先してチケットを買い、アッシー君を買って出た。

日本舞踊なんかには全く興味がなく、チケット代だけ払って見に行くのは御免蒙りたいという気持ちで一杯だった。
しかし、現役時代は”自分のため””会社のため”に動いていたがリタイヤーしたら”世のため””他人のため”に動くと言って老人会の役員を引き受けたんじゃないかと、もうひとりの自分に責められ立ち上がった。

それでも、自分の気持ちはなかなか吹っ切れず開演中他の役員の人を誘って喫茶店へ行ったりしていた。
演目も全部終わり、帰り際に数人の会員から「役員さんほんとうにごくろうさま」と声をかけられ、「他人様のお役に立てた。」と気持ちが吹っ切れた。