夜回り

mikawakinta632006-12-20

「火の用心 マッチ一本火事の元」子供の頃、いまごろの季節になると満天の星空を仰ぎながら子供達だけで「夜回り」を
やったものだ。当世ではちょっと考えられない。 子供達だけでは物騒だ。 塾があってそんなことに関わっておれない。
こんな意見が出てまず実行できないだろう。


我々の頃はこういうイベントの中で、塾では習えない色々のことを学んだ。上級生が下級生の面倒をみること。手袋を忘れてきた下級生をみれば上級生が貸してやる。 凍てついた道で滑らない歩き方を下級生に教えてやる。
「ひしゃく」の形をした北斗七星はこの「夜回り」のとき上級生から教えられ半世紀以上経った今でも憶えている。


今夜は地域の防犯・防火ウィークの「夜回り」。1丁目から5丁目までが月曜から金曜まで当番で行う。
昨年の当番の日は大雪で中止になり、今年初めて参加する。 どんな「夜回り」をするか興味があった。


いくらなんでも「マッチ一本・・・」はやらなかった。「戸締り用心 火の用心」だった。
おまわりさんの着るような反射板つきのチョッキを着て、明かりのつく警棒をぶらさげ、ひとりにひとつづつ廃材でつくった拍子木を叩きながら「戸締り・・・・」。 15名ほどの当番が約1時間町内の夜回り。


こういうことは、ぜひ子供に参加させてやりたい。親子で参加すれば問題ない。教育基本法の改正もいいが、家庭で地域で子供を育てる格好のイベントだと思う。