春いっぱい

普段あまり歩かない三好丘の丘陵地を歩くと、桜や桃そして杏とすっかり春らしい景色。

  

長野県から開拓で三好へ来た人が有名な高遠の桜を移植したそうだ。高遠の桜はコヒガン桜といって、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みが強くかわいい印象だと説明してくれた。

  

三好丘へ来て12年目、こんな近くに桃畑があったことを全く知らなかった。桃畑へ来ていたおじさん、後継者がいなくてこの先どうなることやらと嘆いていた。

あまり見かけたこと無い花。犬の散歩に来ているおばさんに聞いたら杏の花と言っていた。
ネット検索したら「甘酢梅(あまずうめ)」が変化して「あんず」と言うそうだ。

「杏あまさうな人は 睡(ね)むさうな」 室生犀星

目に飛び込んでくる春景色、耳に飛び込んでくるウグイス、キジのさえずり、三好丘の丘陵地は春いっぱい。