暑さ一番
暑さ一番の日だったとか。そういえば朝6時前の散歩の時から景色がモヤッていた。
いつもなら家から眺められるジャスコの建物も一日中姿を見せなかった。
一日中サウナに入っていたような感じの日だった。
こんな中、わが意を得たりと涼しそうな面持ちで咲き始めた庭の「サルスベリ」。それもそのはず、暑さ一番なんだ。
「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅(さるすべり)」 加賀千代女
散歩道の両側の雑草の中にも涼しそうな花を見つけた。ねじばな。別名もじずり。
小さなピンクの花がらせん状について咲いている。 なぜ、ねじれるのか?
「みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに
乱れむと思う 我ならなくに」 古今集
涼しそうな白い花は「キカラスウリ」。 夕方咲きはじめて香を出し昆虫を呼ぶそうだ。花にやってくるのは蛾(が)。
どうりで、花は閉じている。 なんだか、昆虫が若い頃の自分にダブる。
3〜4日前まで未完成品だった蒲の穂のフランクフルトソーセージも雨と暑さで完成品になった。
この暑さだとフランクフルトというより、子供の頃確か5円だったアイスキャンディーと言った方がぴったりだ。