子は宝

mikawakinta632008-02-03

終日冷たい雨。こんな日は溜まったメールのまとめ読みに最適だ。金曜日に配信されたメルマガ。
神奈川県の中学校の先生の感動体験の投書が出ていた。ほのぼのとした気分にさせられた。





卓球の経験もないその先生は顧問を引き受けた。熱心な部員ばかりで、合同練習や練習試合の数も増え、なかなか勝てなかった卓球部が練習試合で少しづつ勝てるようになった。



そして、新人戦がやってきた。団体戦の当日、選手が練習を始めると、その周りに選手以外の部員がついて、飛んできたボールを拾っている。みんなの心が一つになっているのを感じた。試合を勝ち進み、とうとう女子団体戦優勝を果たした。





表彰式の準備の時間に選手全員が先生に注文をつけに来た。「優勝はうれしいが、自分たち選手の力だけで勝ったのではなく、いつもボールを拾ったりして応援してくれる人たちがいるからです。表彰状をもらうのは選手以外から出して欲しい。」



結局、表彰式では今日試合に出られなかった二人が表彰状とカップを受け取った。子供達は、思いがけないことを、まったく自然にさりげなく行う。大人の心が大きく震えるほどの感動を子供達は与えてくれる。 「子は宝です。」


この宝がいつまでも変わらぬ宝であることを祈るばかりである。