聖徳太子

きのうの雪がうそのような晴天で、午後にはすっかり雪が解けてしまった。

一時に何人もの相手から意見を言われると、「聖徳太子でないから、ひとりづつ云ってくれ」ということがよくあった。
一時に８人の訴えを聞いて誤りなく裁いたと言う聖徳太子。旧１万円札でお馴染の聖徳太子。
受験勉強では「１７条憲法」「和を以って貴しと為す」の聖徳太子と一生懸命暗記をしたことが思い出される。

けさの中日新聞の社説に「聖徳太子像が実在から非実在に書き換えられようとしている」と載っていた。
聖徳太子を知らない日本人はまずいないだろう。これほど日本人の心の中に染み渡り存在感のある人物が、いまさら「学術的に真実を追究したらやはり、実在の人物でなかった」などと云われても「はぁ〜、そうですか」と言い難い。

学術研究は学術研究として、教科書には「こういう意見もある」と附記しておくぐらいにしておいて欲しいものだ。
学者は「教科書を塗り替えた研究成果」という功名心が欲しいのかな？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一国民の心情としては研究はもういいから「聖徳太子をそっとしておいて欲しい」。