母子草
もう3月か。朝5時までやっているNHKのラジオ深夜便。毎朝最後にきょうの誕生日の花、花言葉、そして花にちなんだ今日の一句を知らせてくれる。きょう3月1日の誕生日の花は「母子草」。春の七草の「御形(ごぎょう)」のことだそうだ。
3月1日の誕生日の花に春の七草の一つが選ばれていることは、「さんがつ」という語感とともに「春」が来たことを実感する。 ちなみに花言葉は「いつも思う」。「母子草」の名前にふさわしい花言葉だ。
今日の一句は「老いて尚 なつかしき名の 母子草」 高浜虚子
春の七草の「御形(ごぎょう)」という響きは、平安時代に始まったと言われる「七草粥」から雅やかな響きを連想する。「母子草」というと子供の頃よく見た三益愛子の「母物映画」の「母子鶴」とか「三人の母」を連想する。
同じ花でもネーミングで受ける印象がこんなにも違うものか。