田園風景
もう梅雨明け宣言があってもよさそうな今日の天気。太陽はかんかん照りで稲は生育して青々としげっている。
丘陵地の尾根から見下ろす青田は緑のじゅうたんだ。
農業に携わってない者は”緑のじゅうたん”なんてきれい事を言っているが、
稲作をする人は真夏の田の草とりが最も大変な作業だろう。
今は、農薬でラクになったかもしれないが・・・・。 60年以上も昔、おふくろが毎年米をもらう親戚へ稲作の手伝い
に行っていたが真夏のこの作業が一番辛かったと話してくれたことを思い出した。
汗の吹き出る炎天下でも、一度風が吹けばさっと緑のじゅうたんを揺らして涼しい風が吹く。
豊かに広がった田園風景は日本人の情緒や自然への敬意、美的感覚の象徴といえるだろう